NEW

小泉進次郎「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」発言が波紋…前任環境相に責任転嫁

文=編集部
【この記事のキーワード】

, ,

小泉進次郎「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」発言が波紋…前任環境相に責任転嫁の画像1
小泉進次郎氏公式サイトより

「これも結構批判されてますよね。レジ袋有料化を決めたのは僕ではないってことは。完全にレジ袋有料化したってなってますよね。フェイクニュースってこう根付くんだと。私が大臣になる前に経産大臣、環境大臣で決めた事なら、そのなかでいかに前向きに進めるか」(発言ママ)

 小泉進次郎前環境相が9月4日にABEMAの対談番組『カンニング竹山の土曜The NIGHT~小泉環境相と考える福島除去土壌~』でレジ袋有料化に関して、そう語ったことがインターネット上で再注目され、「責任逃れだ」などと物議を醸している。

 番組は東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染作業で生じた放射性物質を含む土壌や汚泥、草木の今後の取り扱いがテーマだったのだが、よほどレジ袋有料化に関して思うところがあったのか、冒頭のように言及したようだ。

そもそもレジ袋有料化は誰の発案だったのか

 この問題の端緒は、原田義昭環境相(当時)が2019年6月3日の会見で、レジ袋の無料配布を禁止する法整備を進める考えを示したことだった。原田氏は「2020年中の法制化を目指す」と息巻いていたのだが、発表当初から各方面から疑問の声が相次いだ。原田氏は同年9月11日、第4次安倍第2次改造内閣で退任。その代わりに入閣し、環境相に就任したのが小泉進次郎氏だった。環境省関係者は小泉氏の発言の背景を次のように推測する。

「確かにレジ袋有料化の関連法の整備は、原田さんの発案で始まったことで、小泉さんが就任したころには既定路線化されていました。もともと原田さんは旧通産省(現・経済産業省)のキャリア。中小企業庁参事官などを経て政界に転じたバリバリの経産族議員です。

 そもそも環境省には複雑な内情があります。従来の経産省、原子力規制庁、原子力委員会主導の原子力政策が1F事故(福島第1原発事故)で批判され、原子力規制委員会などを含めて環境省の管轄になったのを機に、皮肉な話ですが環境省内で経産省の影響力が強くなったのです。

 環境省には1F対応の知見や原子力政策のノウハウはありませんでした。その結果、国土交通省など、いわゆる霞ヶ関の有力官庁から続々と職員が合流し、今はかなり複雑な組織になっています。

 環境庁以来の生え抜きの職員は学者肌か、“椅子に座って法案や政策を考えるよりパークレンジャーであることを好む”といったマイペースな職員が多かったのですが、省内の雰囲気も大きく変わりましたね。

 経産省がここ数年、首相官邸に深く食い込んでいたことは今さら言うまでもないことです。そんな経産省と環境省内部の経産省出身者が連携して策定した制度や法案は、よほどのことがない限り覆せません。小泉さんは首相官邸、経産省、環境省の間にある微妙な空気感を、そうした言葉で表現したのかもしれません。また自民党内で『組織決定したことをまたスタンドプレーでひっくり返した』と批判され、立場が危うくなるとお考えになったのかもしれませんね」

RANKING
  • ジャーナリズム
  • ビジネス
  • 総合