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第4次韓流ブームの象徴的グルメ?激辛だけじゃない「韓国の汁なし袋麺」5選

文=清談社
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韓国の汁なし袋麺5商品
韓国の汁なし袋麺5商品

 コロナ禍でのステイホーム中に映画やドラマを楽しんだ人は多いだろう。特にドラマでは『愛の不時着』や『梨泰院クラス』『イカゲーム』など、数々の韓国コンテンツがブームを巻き起こし、多くの視聴者を熱狂させた。その人気ぶりを証明するかのように、2020年の「ユーキャン新語・流行語大賞」では「愛の不時着」が2位にランクイン。惜しくもトップ10入りは逃したものの、「第4次韓流ブーム」もノミネートされた。

 第4次韓流ブームの特徴として、レストランで食べるような「韓国料理」だけでなく、映画やドラマの中で登場人物が日常的に食べている庶民的なグルメも話題となっており、そのような韓国食品を輸入販売する店が飛躍的に増えていることが挙げられる。特にインスタント麺は定番商品で、ラーメン、冷麺、ジャージャー麺、炒め麺など、多様な商品が一般的なスーパーやコンビニなどに並ぶことが増えてきた。

 そこで今回は、手に入りやすくなった韓国インスタント麺の中でも独特のジャンルである「汁なし袋麺」を5つ、紹介しよう(各種情報は調査時点、価格はすべて税込み、オープン価格)。

三養ジャパン「ブルダック炒め麺(袋)」/128円

 韓国の食品メーカー・三養食品は、1963年に韓国で初めてインスタントラーメンを発売した企業として知られている。2019年には同社初の海外法人「三養ジャパン」が設立され、日本での本格販売を開始。その人気の原動力となっているのが、今回紹介する「ブルダック炒め麺」だ。「ブルダック」とは韓国語で「激辛の鶏」という意味で、その名の通り、パッケージには火を吹いている鳥のキャラクターが描かれている。

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 作り方はインスタント焼きそばに似ていて、5分煮込んだ後に少量の茹で汁を残し、そこにオリジナル激辛ソースを混ぜ合わせて30秒炒めるというスタイル。できあがると麺は赤く染まり、辛そうな香りが鼻をツンと突く。食べてみると、意外にも最初に旨みや甘みを感じ、その後に強烈な辛さが駆け抜ける。仕上げにふりかけたごまと海苔がアクセントになり、箸が進む旨辛さだ。

 辛さが苦手な場合、ソースの量で辛さが調節できたりするので、韓国袋麺を食べ慣れていない人でも手に取りやすい商品といえよう。

パルド「プレミアムチャジャン麺」/168円

「チャジャン麺」とは、韓国風のジャージャー麺のこと。春醤という甘みの強い黒味噌を使用したソースを使用しており、まったく辛くない。韓国では大人から子どもまで全世代の人に愛されているという、まさに国民食だ。太めでもちもちとした食感の麺と、大きめの具材が入った甘辛いソースがからみ合い、食べごたえも十分。

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 このパルドの「プレミアムチャジャン麺」は、韓国の有名料理人であるイ・ヨンボク氏が監修しているという商品。具材は、たまねぎ、じゃがいも、キャベツ、豚肉などが入っており、特にじゃがいもは食感がしっかりと感じられる大きさで、満足感を高めてくれている。

 シンプルな味付けなので、キュウリや白髪ネギをトッピングして、よりジャージャー麺風にしたり、目玉焼きや漬物を付け合わせたりと、幅広いアレンジも楽しめるだろう。

農心「辛ラーメン 焼きそば 袋麺」/198円

 日本における韓国ラーメンのパイオニア的存在の「辛ラーメン」。2021年で誕生35周年を迎えた老舗ブランドから今年3月に発売されたのが、「辛ラーメン 焼きそば 袋麺」だ。公式サイトを見ると、通常の辛ラーメンの辛さが5段階評価で「2.5」のところ、焼きそばタイプは「4」と、かなり辛めに仕上がっているようだ。

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 同商品のうれしい点は、湯切りが不要なところ。多くの韓国袋麺は、乾燥麺を茹でる、粉末ソースを溶かす少量の茹で汁だけを残して湯切りをする、さらに炒める……と、調理行程が多い。しかし、「辛ラーメン 焼きそば 袋麺」は茹で汁が蒸発するまで炒めるタイプなので、少ない手数で作れるのだ。

 辛さは、スープで中和されていないせいか、通常の辛ラーメン以上に容赦がない。ストレス発散に激辛料理を食べる人は多いが、簡単に作れるのに本格的な辛さが堪能できるこちらの商品は、ストレス社会で忙しなく働くビジネスパーソンにおすすめだ。

農心「チャパゲティ 袋麺」/128円

 辛ラーメンを販売している農心からもう一つ紹介したいのが、「チャパゲティ 袋麺」だ。アカデミー賞を受賞した韓国映画『パラサイト』には、「チャパゲティ」と「ノグリ」という2種類のインスタント麺を混ぜた「チャパグリ」が登場しているので、名前だけは聞いたことがあるという人も多いだろう。チャパゲティは『パラサイト』だけでなく、数多くの韓国映画やドラマに出てくる定番メニューで、韓国で根強い人気を誇るレシピなのだ。

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 チャパゲティとは、韓国のジャージャー麺を指す「チャジャン麺」とスパゲッティを合わせたものを指す。ソースはチャジャン麺に近いが、麺はスパゲッティ寄り。食べてみたところ、チャジャン麺ほどの濃さはなく、どことなく香ばしさを感じた。ソース味でも醤油味でもない、まさに「チャパゲティ味」としか言いようのない独特の味を、ぜひ一度試してみてほしい。

オットギ「ジンビビン麺」/125円

 最後に紹介するのは、冷製のピビン麺。麺を茹でてから一度冷水ですすぎ、液体ソースと、かやく入り粉末をからめて作るオットギの「ジンビビン麺」は辛さと酸っぱさのバランスが絶妙で、「激辛は苦手」「酸味が強いのはちょっと」という人でも満足できるテイストにまとまっている。ピリ辛の冷やし中華のような味なので、暑くなって食欲が減退してしまいがちな、これからの季節にもぴったりの一品である。

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 ジンビビン麺が発売されたのは2021年。韓国で「カリスマ」と呼ばれる料理研究家のペク・ジョンウォン氏の監修で商品化に至ったという。新しい商品なので、日本では韓国系商品の品揃えが豊富な店でないと出会えない可能性も高いが、気になる人は韓国スーパーやネットショップなどを要チェックだ。

 今は韓国産のカップラーメンも多く出回っているが、袋麺であれば、より安価に手に入る。茹でたり湯切りをしたりと調理の手数は多いが、その分アレンジもしやすいので、辛さの調整などもしやすい。そのまま食べる以外にも、トッピングをするなど、あれこれ手を加えて楽しんでみてはいかがだろうか。

(文=清談社)

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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