連絡謝絶、ウソ連発…“腐った”NECによる取引先潰しの実態
加えて、「第三者企業へは、A氏宛の返信をしている」という。当然のことながら、A氏はそのような回答を受け取ってもおらず、しかもその第三者企業へあらためて確認をしてみると、「何も返答はなかった」ということだった。これを踏まえて再度NECに確認をしてみると、「連絡のすれ違いによるミス」という回答が返ってきた。
ましてや、このような対応を繰り返す部署は、「企業にとっての現代のITテクノロジーの有用性を説き、その積極的な活用を啓蒙するための部署」なのであるから、開いた口が塞がらない。
無理難題を押し付けてきた挙げ句に……
A氏は、「NEC自身や、担当者に何があったのかはわからない。もし、取引を停止したいだけだとしても、少なくともその旨伝えてくるだけで済む話。メールの無視や、嘘丸出しの、しかも別の取引企業までダシに使って言い訳するなど、あまりにも非常識ではないでしょうか」と、怒りをあらわにする。
「ここまで数年間にわたり取引をしてきて、その間に何度もNEC側の無理な要望を受け入れてきた。なぜなら、その要望を丸呑みで受け入れない限りは、取引を停止されてしまうから。傲慢かつ尊大な態度を無条件で受け入れて当然と考えるほど、NECは雲の上の存在なのでしょうか」
と疑問を呈する。
そもそも、グローバルに展開する日本企業が成長してこれたのは、コストパフォーマンスの高い価格設定などに加えて、製品やサービスの品質向上や、真摯な業務の遂行、礼節を持ち誠意ある取引をしてきたからこそではないだろうか。海外に住んでいると、特に振興アジア諸国との取引において、その製品品質や、支払い/納期遅延などについても不安を口にする企業が多い中、日本だけは例外的。
「日本企業は、絶対に裏切らないし、ごまかしたりもしない。きちんと連絡を取ることができるし、トラブルを隠したりしない」
という高い評価が、欧米企業の間にある。