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吉田潮「だからテレビはやめられない」(11月30日)

新流行語大賞の“テレビ発”候補語から、局別に今年1年のテレビを振り返る

文=吉田潮
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●TBS系

倍返し」は言うまでもなく『半沢直樹』発。パフォーマンスとしての土下座ブームも、ここ発かもしれない。いや、本家は焼肉酒家えびすの社長か。

 でも、流行語に認定されてしまうと、いずれ必ず死語になる運命。いずれ、というよりも選ばれた時点から酸化が始まる感覚だ。選ばれちゃったが最後、さびつくのも、オワコンと認定されるのも、忘れ去られるのも早くなってしまう。ひっそりじわじわしつこくはびこる言葉のほうが、実はお得かも。

 私は心が汚れているので、「この利権は誰に?」とか「商標登録してるのかな?」とか「ベストなんちゃら賞みたいに、金と権力で買えるのかな?」とか、つい考えてしまう。どれが選ばれようと、どうでもいいっちゃどうでもいいけど。できれば「ふなっしー」に幸あれ。
(文=吉田潮/ライター・イラストレーター)

吉田潮

吉田潮

ライター・イラストレーター。法政大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て、2001年よりフリーランスに。「週刊新潮」(新潮社)で「TVふうーん録」を連載中。東京新聞でコラム「風向計」執筆。著書に『幸せな離婚』(生活文化出版)、『TV大人の視聴』(講談社)などがある。

Twitter:@yoshidaushio

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