あの飲食店、なぜバカ高くてヒドいのに人気?注文間違う、冷めてる、うるさくて会話できず…
では、人気に実力が伴っていないお店は、どのようにして見抜けばいいのだろうか。
「内観、外観などの雰囲気がいいのはもちろんですが、一番チェックすべきなのは立地ですね。東京の銀座や六本木など繁華街の駅近一等地にあるお店は、極論をいえばいい雰囲気さえ出しておけば放っておいてもお客さんが来るものです。もちろん、料理がマズかったらそれが評判となってすぐ潰れてしまいますが、“超1級品の美味さ”である必要はありません。味にそこまでこだわらない客、味がわかっていない客ならば、“1.5級~2級の美味さ”でも十分満足させられますからね。また、好立地のテナントということは賃料も高いということなので、それだけ多くの売り上げを上げないといけません。ですから客をギュウギュウに詰めてでも、より多くの席数を確保しようとするので、店舗面積に対して異様に席数が多い店は要注意といえます」(同)
Aで食事を終えた記者が店を出る際、同じく会計を済ませたばかりの20代女子とおぼしき4人組が店先でセルカ棒を使い、店内をバックにスマホで記念撮影して笑顔の花を咲かせているのが印象的だった。そして彼女たちが、Aでの“素敵な時間”を話したり「食べログ」に書き込むことで、よりいっそうAの人気は高まっていくのだろう。
(文=編集部)