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中山真由美「お片付けで人生を素敵に」

50代で「老前整理」をやるべき理由…60代以降が劇的に快適に、やらないとデメリット

文=中山真由美/整理収納アドバイザー、インブルーム取締役

なかなかやる気が出ないなら…他人にすべて見られる恥ずかしさを想像してみよう

 そう言われても、今は仕事も忙しく、やる暇がないという人は、お子様や将来のお孫様があなたの遺品を整理するシーンを想像してみましょう。見られて大丈夫なものばかりですか?

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 お客様に、おじいさまの遺品をお子様、お孫様総出で整理した話を伺ったことがあります。残された荷物の量もさることながら、「なんでこんなもの、おじいちゃん最期まで持っていたんだろう」「私がプレゼントしたもの、開けてもいない……」など、驚きと文句がいっぱいだったそうです。それを聞いていたお客様は「私は絶対に若いうちに整理しよう」と決心され、私たちを呼んでくださったそうです。

 死んでしまったら、あとのことは知らない!と開き直ることができれば、それもよいですが、やはり元気なうちに自分で整理をしておいたほうが気が楽になるのではないかと思います。先ほどのお客様は笑い話として話してくださったのですが、実は残された家族が遺品を整理するということは、大往生だったとしても、とても辛いことです。「数年たったけれど、やはり家族だけで整理するのは辛くて……」とご依頼をいただくことも多いです。

 50代で老前整理をやっておくべきだという理由、納得していただけたでしょうか。次回は遺産など、お金に関係する生前整理、家族が行う遺品整理についてお話しします。

(文=中山真由美/整理収納アドバイザー、インブルーム取締役)

中山真由美/整理収納アドバイザー、RittaStanza CEO

中山真由美/整理収納アドバイザー、RittaStanza CEO

【保有資格】
整理収納アドバイザー1級
整理収納アドバイザー2級認定講師
企業内整理収納マネージャー認定講師
ファイリングデザイナー1級
心理カウンセラー
生前整理アドバイザー準1級

【著書】
『心も整う「捨てる」ルールと「しまう」ルール』(集英社)
『増やす男と、捨てない女の片づけ術』(小学館)
『いちばんシンプルでわかりやすいお片づけBOOK』(マイナビ)
『幸せを呼ぶ ゆる片づけ習慣』(講談社)
『イラストでよくわかる かんたん片づけ術』(彩図社)
『50歳からのリセット整理術』(集英社)
『捨てられずにいる不用品の「捨てどき」がわかる本』(扶桑社)
『散らからない仕組み』(主婦の友社)

HP:Ritta Stanza 運営事務局

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