ストレスでヘタったらナッツと卵と豚肉を食べろ?ストレスを食事の工夫で減らす!
働く現代人の悩みのなかでも大きいのが「ストレス」。ストレスによって食べすぎてしまったり、逆に食欲が減ってしまったり、免疫力が下がるなど体に影響が出てきます。ストレスを一切なくすことは難しくても、うまくストレス発散できる方法を見つけることでバランスをとれると良いですよね。
さらに普段の食事から、ストレスに対抗できれば良いと思いませんか?
今回は、ストレスを感じるときに食べたい食べ物についてご紹介いたします。
フルーツ
ストレスを受けると、ビタミンCが消費されます。ビタミンCは免疫機能においても重要な栄養素のひとつで、ストレスを受け続けてビタミンCを消費してしまうと免疫力が下がってしまうなどの影響が考えられます。
また、ビタミンCは水溶性で余れば尿として排出されてしまうので、こまめに摂取する必要があります。加熱に弱いため、生で食べられるフルーツからの摂取がおすすめです。今の時季ならみかんやイチゴなどが手軽に食べられておすすめです。
ナッツ類
ストレスによって失われるものに、マグネシウムがあります。ストレスを受けることで尿中にマグネシウムやカルシウムが多く流れてしまうことがわかっています。ピーナッツやアーモンドにはマグネシウムが豊富に含まれています。手軽に食べられるので間食やおつまみにおすすめです。
卵や豆腐
ストレスによって、体内のタンパク質は大量に消費されます。良質なタンパク質を摂るようにすると良いでしょう。卵や豆腐は良質なタンパク質を含む上、ストレスによって失われるカルシウムも豊富に含まれています。さらに卵には、ストレスに対抗する際の抗ストレスホルモンの材料となる「パントテン酸」というビタミンB群の一種も豊富に含まれています。
レバーや豚肉
ビタミンB群は、神経を正常に保つ働きがあります。豚肉には「精神のビタミン」とも呼ばれるビタミンB1が、レバーには前述したパントテン酸をはじめビタミンB群が豊富です。ランチに生姜焼きやレバニラ炒めなどもおすすめです。
ストレスによるドカ食いや甘いもの・スナック菓子の食べ過ぎは、栄養も偏ってしまいさらなるストレスを引き起こしてしまうかもしれません。我慢のしすぎもストレスになってしまいますが、普段の食事を少し工夫することで、ストレスを少しでも減らすことができればいいですよね!
(文=北嶋佳奈/管理栄養士、フードコーディネーター)