蒲谷茂「自分のからだは自分で守る」
運動しないと極めて人体に危険!寿命短縮、がん等の病気や筋肉&内臓に障害の恐れ
文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト
ミトコンドリアを増やす、正確に言うと分裂させるには、運動が有効だ。運動にはエネルギーが必要だが、このエネルギーを生産しているのはミトコンドリアだ。運動をすると、エネルギーが消費され、足りなくなってくる。そこで、ミトコンドリアも自らを増やしてエネルギー不足に対応しようとする。こうしてミトコンドリアが増えていく。いざというときに役立つ予備のミトコンドリアを増やすといってもいい。新鮮なミトコンドリアほど、その活動が活発である。
老化とは、細胞がその機能を果たせなくなり、衰えていくこと。この老化した細胞を自然に取り除くために、ミトコンドリアが必要になってくる。新鮮なミトコンドリアを増やすことが重要なのだ。
(文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト)