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小薮浩二郎「食品の闇」

食品添加物、人間での安全性試験をしていなかった!動物試験のみ、有害作用情報の収集をせず

文=小薮浩二郎/食品メーカー顧問
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 その添加物と共に使用されることが予想されるさまざまな添加物を混ぜたもの、この混ぜたものを加熱したものなどについても、試験することが必要です。また、最低でも2~3年間は行うべきです。途中で少しでも異常が見つかれば、中止するのは当然です。

 この程度のことでしたら、すぐに実施できると思います。本来、こうした試験は乳幼児から投与を始め、その人が死ぬまで行うべきです。厳密には最後に解剖して、臓器を調べる必要がありますが、そこまでは無理かもしれません。

 この試験は公平な専門家の関与の下に実施し、そして得られたデータは「厳しい第三者の検証」が必要です。
(文=小薮浩二郎/食品メーカー顧問)

小薮浩二郎/食品メーカー顧問

小薮浩二郎/食品メーカー顧問

1945年、岡山県生まれ。九州大大学院農芸化学専攻(栄養化学講座)修了。製薬会社の研究部門ほか、添加物開発の最前線で添加物研究に従事する。研究歴40年以上で、第一人者。現在は、食品会社の顧問、食品販売会社特別顧問(品質管理)に携わる。著書に「悲しき国産食品」「食品業界は今日も、やりたい放題」「食品選び・おとなの知恵 ちょっと高くても、コッチ!」など。

Twitter:@eQuqANeNct8MdU5

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