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非常識君の応えです。
「まず、どれだけのカロリーを食べたかを、しっかり計算してから運動を始めます。そして、そのカロリーを消費する以上の運動を心がけています。食べないと楽しく運動ができません。だからそうしています」
そこで極論君の意見です。
「まず、トップアスリートのように限界に迫り、限界以上を目指して身体を鍛える運動では、十分なエネルギーが必要です。とくに無酸素運動が加わると、糖質がない状態ではエネルギーを脂肪から効率良く供給することができなくなり、ハンガーノックという飢餓状態になってまったく動けなくなります。減量を目指すのであれば、適度な有酸素運動を長い時間続けるのがいいでしょう。そんなときは、朝食を抜いても、貯えてある脂肪からブドウ糖が適宜供給されますので、効率的に痩せるようになります。
もちろん、まったく運動をしたことがない人では、脂肪からブドウ糖を供給する能力がうまく働かないので、ある程度のエネルギーは摂って、つまり軽く朝食を食べてから運動をすべきです。ところが、運動に慣れてくれば、運動する前は十分な水分と軽いエネルギーの摂取だけで、または水分の補給だけで、軽い有酸素運動は効率的に行えるようになります」
常識君のまとめです。
「極論君も、非常識君も間違ったことは言っていないようです。人それぞれですので、ぼつぼつといろいろな方法を試して、そして気持ち良く、長続きして、怪我をしないで、かつ痩せる運動を探せばよいのです。そして運動量以上に食べると当然太りますよ」
(文=新見正則/医学博士、医師)
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