ビジネスジャーナル > ライフニュース > カロリー偏重の栄養計算はナンセンス  > 3ページ目
NEW
南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

カロリー偏重の栄養計算はナンセンス…厚労省推奨の食事もバランスがメチャクチャ!

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 ぜひ一度、厚生労働省や農林水産省のホームページに出ている、日本人の食事の目安とされる「食事バランスガイド」を見てください。いかに愚かで、実現性のないものであるかがおわかりいただけるかと思います。

 何と何がどのようにバランスされているのか、まったくわかりません。そもそも「バランス」とは何かをわかっていない人が作成したのだと思います。主食には白米、白いうどん、白いパンなどが並んでいますし、主菜、副菜のところは思わず吹き出してしまうような内容です。何よりおかしいのは、牛乳や乳製品がなければ食事が成立しない構成になっていることです。

 栄養士、管理栄養士の方々は、これからの超高齢社会に向かうにあたり、重要な職責を担っています。そのことを自覚しつつ、これまで学んできたことを礎にして、正しい栄養学を修め直し、本当の意味で社会の役に立つようになってほしいと願う次第です。そのために必要なのは、勇気です。一歩目を踏み出す決断力です。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

カロリー偏重の栄養計算はナンセンス…厚労省推奨の食事もバランスがメチャクチャ!のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!