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アグネス・チャンが語る、私が3人の子どもを名門スタンフォード大学に合格させた方法

構成=森井隆二郎/A4studio

――まさしく、「三つ子の魂百まで」というわけでしょうか。

アグネス そうです。昔の人が残した言葉は嘘ではありません。自分を肯定できる子どもは自らの可能性を伸ばすことができ、何事にも前向きに取り組めますので、それが学力や成績にもつながってくるはずです。

――そんなアグネスさんとお子さんたちは、さぞかし仲の良い親子だったのだろうと思いますが、本書には「友達みたいな親子関係は望まない」と書かれています。

アグネス ええ。私はスキンシップを大切にしていた一方、子どもが親にどんな態度を取るか、礼儀正しいかどうかにはシビアでした。息子たちには「親を敬えない子どもは、誰の信用も得られませんよ」と教えていました。いわゆる“友達親子”には違和感がありますし、親もいざというときは子どもにしっかり注意できなければいけません。私は子どもにとって頼れる親であろうと、日々努力してきたつもりです。

性教育やホルモンについて教えるのは9歳

――意外だったのは、お子さんたちが9歳くらいの段階で性教育を施したというエピソードでした。その年齢で、本当にアグネスさんの説明を理解できていたのでしょうか?

アグネス イラストを使うなどして工夫すればわかってくれましたよ。性教育をするのは、やがて子どもが思春期を自分自身で乗り越えるためです。9歳くらいの子どもはまだ、親の話に興味を持って聞いてくれる年代ですからね。私はホルモンの仕組みを、割と早めに教えることにしていました。

 成長すると女性ホルモンや男性ホルモンが出てきて、身体つきが変わります。精神的に不安定になることも増えますし、一日のなかでも気持ちに波があって、笑いが止まらないときもあれば、なぜか泣いてしまうときもある。異性が近くを歩くだけで手に汗が出てしまうとか、今までになかった不思議な感情が湧き起こります。

 私は、「それは全部ホルモンのせいですからね」と教えたんです。ホルモンの仕組みを理解していれば、イライラしているときに人のせいにしなくて済みます。これをわかっていない子どもは「親が最近うるさいのが悪い」などと違う理由に結びつけてしまいがちですし、親も「成績が下がってきているから不機嫌なのかな」とか勝手に想像して、親子の間に溝ができてしまうのです。

――なるほど。性教育やホルモンの説明には、子どもが反抗期に突入してしまうのを防ぐ意味合い、もしくはそういった時期に適切に対処できるようにしておくという意味合いもあるのですね。

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