新型コロナ禍が収束しないこともあり、多くのビジネスパーソンが冬のリモートワークに突入しているはずだ。床暖房などの設備が充実していれば家での仕事も快適かもしれないが、なかなかそうもいかないのが現実だろう。
そこで活躍するのが、小型の暖房家電。電気ひざ掛けや小型のファンヒーターで寒さをやわらげ、眠くならない程度に温かさを感じる、自分だけの“温かさ”をカスタマイズできるのが最大のメリットだ。
今回は、家電を中心に約700万点のアイテムを扱う「ヨドバシ.com」で買える、おすすめ小型暖房家電を紹介する(各種情報は調査時点、価格は税込み)。
アイリスオーヤマ デスクパネルヒーター/8770円
イスに座って仕事をしていると、下半身が冷えて集中できない……。そんなときは「デスクパネルヒーター」をデスクの下に設置すれば仕事がはかどるはず。
パネルヒーターとは、立てて使うタイプのヒーターのこと。高さ約48cm、全長約105cmあるが、約30cm、約45cm、約30cmの間隔で折り目があるので、立てることができる。消費電力は160w(電力料金の目安単価27円/kWhの場合)なので、1時間あたりの電気代は約4.3円に抑えられる節約暖房機器だ。
日立 マルチクッション/6570円
冬のフローリングは極寒なので、靴下を重ね履きしても無意味……。そのまま過ごしていると足先の血行が滞り、仕事の能率も落ちてしまう可能性がある。日立の「マルチクッション」のカバーには両足を入れる袋状の隙間があり、電源を入れるとクッション全体が温まる足温器にもなる。
また、座面に敷いて座布団にしたり、眠る前に布団に入れて“電気あんか”にしたりと、さまざまな使い方ができる、まさにマルチなクッションだ。手動のコントローラーの他に室温センサーが搭載されているので、室温に応じてクッションの温度を自動調節してくれる機能もある。一度足を入れたら最後、快適すぎて抜け出せないかも?
カドー STEM 300/2万7800円
空気が乾燥しやすい冬。インフルエンザなどのウイルスは乾燥を好むので、デスク近くにも加湿器を置いて、しっかり対策をしたいところだ。空気清浄機や加湿器などの家電を多く開発、販売しているカドーの「STEM 300」は、高さ35.4cm、直径21cmとコンパクトだが、タンクの容量は同社史上最大の約3.5L。1時間あたり最大約400mlのミストを噴霧する、パワフルな加湿器だ。
静音性にも優れているので、仕事中はもちろん就寝時も運転音が気にならないという。カドーの製品はデザイン性の高さにも定評があり、このSTEM 300もインテリアに溶け込むシックなデザインだ。高性能でおしゃれと、いいとこ取りの加湿器だ。
千住 テクノス モバイルセラミックヒーター/2020円
ストーブやヒーター類を多く扱う千住の「モバイルセラミックヒーター」は、コンパクトさとリーズナブルさが特長だ。大きさは、高さ約14.8cm、幅11cm、奥行き10cmと、片手で持てるサイズ感だ。何より2000円台という安さがユーザーの心をつかんでいる。
足元に置くだけでなく、机上に置いてパソコン作業中に冷えた手を温めるなど、使用方法も多岐にわたる。また、暖房器具は電気代がかさむイメージがあるが、1時間使用したときの電気代は約6.6円。節約できる暖房家電としても有能だ。ただ、運転中は温風の吹き出し音が比較的大きめなので、騒音が気になる人は要注意。メリットとデメリットを考慮してチョイスしよう。
ヤマゼン 電気ひざ掛け/4980円
ヤマゼンの電気ひざ掛けは縦約120cm、横60cm、重さ約730gの軽量毛布。就寝時に使う電気毛布よりも軽いので、仕事中にピッタリのサイズだ。コントローラーで毛布の温度を調節しながら適温を探ろう。高温に設定すればダニ退治もできる上、自宅の洗濯機で丸洗いも可能なので、清潔さを保てるのもうれしいポイントだろう。
やわらかい素材を使っているので毛玉ができにくいなど、肌触りのよさもユーザーから支持されている。肩が冷えるときは肩にかけてもOK。自分に合った使い方を追求できる。
各アイテムに共通しているのは、適度なサイズ感。デスク周りに置いても邪魔にならず、暖房力や加湿力に長けているものが支持されているようだ。
そして、ヨドバシ.comでの購入をおすすめしたい理由は、品数の多さだけではない。同店では、最短で2時間30分以内に商品が届く「ヨドバシエクストリーム」を展開している。
他社の配送業者を介さず100%自社配送を行うため、迅速な対応が可能なのだという。ヨドバシエクストリームの利用可能地域や商品は限定されているが、寒いと感じた2時間後には暖房家電が手に入るかもしれない。小型暖房家電を駆使して、冬のリモートワークを乗り越えよう。
(文=清談社)