トイレクリーナー 50枚入り/108円
トイレの便座や床の汚れを落とすときに使う、使い捨てタイプのトイレクリーナー。このような消耗品こそ、100円ショップの安いもので抑えられたらありがたいところだ。
50枚入りで100円というのは確かにコスパが良い。だが、いかんせんシートがもろく、簡単に破れてしまうのである。必然的に1度の掃除で費やす枚数が多くなってしまうため、結果的にコスパが良いとは言いがたいのだ。
また、こちらのシートは水に溶けないタイプなので、使い終わった後でトイレに流せないのも難点。単純に不便であるうえ、トイレ掃除に使ったシートをトイレ外に持ち出して捨てる、というのは不衛生だ。
総合的に鑑みて、値段は高くても機能性の高い大手メーカー製のもののほうが優れているように思えた。
キッチンラップ 30cm×45m/108円
こちらのラップ、特筆すべきは「電子レンジ厳禁」という点だ。
裏の表示を確認すると、耐冷/耐熱温度はマイナス40℃~110℃と記載されている。つまり冷蔵庫内で保存する際には使えるが、温めなおす際には外す必要があるわけだ。この使い勝手の悪さは、ラップとして致命的だろう。
先ほどのトイレクリーナーもそうだが、やはり低価格である以上、なんらかの機能性がスポイルされている可能性があることは留意したい。ダイソーで消耗品を購入する際は、裏の注意書きをしっかり読んでから選ぶべきだ。
イージーシーラー/108円
開封したスナック菓子などの袋を、熱で溶接して再び密封できる便利グッズ。たびたびテレビなどでも取り上げられている、ダイソーの人気商品だ。
密封性も高く、決して悪い商品ではない。ただ、密封するためにそこそこの時間を要するのがネック。袋の大きさや素材によっても変わってくるが、例えばコンビニに並んでいる60g入りのポテトチップスであれば10秒は必要となる。
もちろん時間がかかることが気にならないのなら、非常に魅力的な商品だろう。だが、袋の密封に時間をかけるのは意外ともどかしいもので、「これならばクリップや洗濯ばさみでササっと止めたほうが楽だし早いな」と感じてしまったのが正直なところだ。
今回5つの商品を「買ってはいけない」と評したが、うまく活用できるなら、どれも魅力的な商品であることに違いはない。この記事を参考に、うまくダイソーを活用してみてほしい。
(文・取材=A4studio)