――日本での食物アレルギーに対する認知度は、海外と比べてどうですか。
細川 日本は、まだ低いですね。海外のレストランでは当たり前のようにヴィーガン(絶対菜食主義者)の方向けのメニューがありますが、日本ではアレルギーの方が食べられるメニューがないこともあります。それでも、2~3年前と比べればアレルギーの方向けの選択肢もすごく増えたと思いますが、もうすぐ東京オリンピックですし、もう少し対応が進んでほしいなと思っています。
オムライスを食べるのが夢
――食物アレルギーの人は、外食などはどうしているんですか。
細川 みなさん、苦労していると思います。実は、食物アレルギーの人にはお寿司と焼き肉がおすすめです。回転寿司なら卵やいくらなどの魚卵を選ばなければいいだけですし、焼き肉もお肉を焼くだけですからね。もちろん、お醤油などの調味料には注意が必要ですが、私も焼き肉はよく食べに行きます。
――アレルギーナビゲーターとしての今後の活動予定はありますか。
細川 最初は「アレルギーの人たちが明るく楽しく過ごせればいいな」と思い、それまで勤めていた会社をいきなり辞めて、アレルギーナビゲーターとしての活動を始めてしまったんですが、やはり仕事として取り組んでいかなければならないので、今はアレルギー対応の食材をつくっているメーカーさん数社などと一緒にPR活動をさせていただいたりしています。また、アレルギーの方向けの食材などがまとめて手に入る場所やお店がまだないので、百貨店などでフェスやエキスポを開催したいと思っています。
今月、「アレナビ」という自分の食物アレルギー体質に合うお店を簡単に検索できるサイトをリリースしました。「このお店だったら、アレルギーの人でも安心して食べられるよ」といった情報を発信して、世界中から検索できるようにしたいと思っています。
――夢はありますか。「これだけは食べてみたい」とか。
細川 とりあえずチョコを食べる夢は叶ったので、次はオムライスを食べてみたいですね。卵がダメなので、さすがに無理ですかね……。あと、ホテルで友達と一緒に“アフタヌーンティー”を楽しんでみたいんです。あの、ケーキが段々になっているものです(笑)。たくさんのホテルに問い合わせてみたんですが、ダメでした。洋菓子店などでは、個別にアレルギーの人向けのケーキをつくっているところもあるんですけどね。
アレルゲンを除去した食べ物は見た目が質素なものが多くて、インスタ映えする食べ物や場所が少ないんですよ。だから、これからはインスタ映えする食べ物や、それらを楽しめる場所ができたらいいなと思います。それが夢ですね。
(構成=兜森衛)
※本記事はPR記事です。
●細川真奈(ほそかわ・まな)
ファッションモデル。高校時代はチアリーダー部。大学入学後は雑誌の読者モデルとして活躍。「卵、乳製品、山芋、ナッツ類」の重度の食物アレルギーを抱える自身の体験をいかし、3年前から同じ体質の人々や食物アレルギーの子供たちに情報を発信・共有するアレルギーナビゲーターとして精力的に活動中。細川真奈オフィシャルブログ「美味しいって幸せ」
●アレルゲンフリーフーズ
商号:株式会社アレルゲンフリーフーズ
代表取締役社長:可児 浩二
所在地:〒504-0026 岐阜県各務原市那加前野町4-28
設立:2017年8月
事業内容:アレルゲンフリーのチョコレート製造
取扱店:https://www.rakuten.co.jp/chocodone/