1972年3月、東京・成増で誕生したハンバーガーチェーン「モスバーガー」。わずか2.8坪の小さな店からスタートしたという同チェーン店は、50周年を迎える今年5月末時点で国内1251店舗を運営するまでに規模を拡大している。
モスバーガーの企業目標は、「食を通じて人を幸せにする」というもの。食べることを通じて世界の人々に幸せを届け、ゆくゆくは「モスバーガーって日本のブランドだったの」と世界中で言われることも目指しているそうだ。それを実現すべく海外出店にも力を入れており、今年5月末時点で海外に451店舗を出店し、世界的に有名なハンバーガーチェーンのひとつとなりつつある。
そんな同店には、素材にこだわった魅力的な商品が多く、SNSではたびたび好評の声があがっている。そこで今回は、“この夏、買うべきモス商品”を5つ選出したので紹介していこう。
海老カツバーガー/410円(税込、以下同)
まず紹介したいのが、当サイト2019年7月24日付記事『モスバーガー、やっぱりライスバーガー&海老カツバーガーは美味い!今夏厳選5品』をはじめ、“買うべきシリーズ”で何度か紹介している「海老カツバーガー」。モスバーガーのレギュラーメニューで、もともと人気の高い商品だが、今回リニューアルされて一層美味しくなったとSNSで話題を集めている。
従来、一部の購入者から「レモン風味が強い」という声があったことから、リニューアルではレモンのタルタルソースを改良。レモン風味を控えめにする一方、コクと酸味をプラスすることで全体のバランスを整えたという。
実際に食べてみると、サクサクの海老カツとタルタルソースの相性が抜群。改良したというレモンのタルタルソースはさっぱりとしており、最後まで海老カツの脂っこさを感じることなく食べることができた。「重たいハンバーガーはちょっと……」という人は、ぜひこちらを注文してみてほしい。
【時間限定】夜モスライスバーガー よくばり天 金目鯛とかきあげ(塩だれ) 15:00~ /590円
続いては5月18日に販売開始されたヨルモスメニュー「【時間限定】夜モスライスバーガー よくばり天 金目鯛とかきあげ(塩だれ) 15:00~」を紹介しよう。こちらは15時以降限定のメニューで、ヨルモスという名前のとおり、遅めのランチや夕飯をガッツリ食べたいというシーンに嬉しい一品。
モスの定番メニューである「海鮮かきあげ(塩だれ)」(370円)に金目鯛の天ぷらと焼きのりを加えた商品で、SNSでは「天ぷらさくさく!」「ボリュームあるから嬉しい」など、美味しさとボリュームの両面に対して喜びの声が上がっている。
実際に食べてみると、金目鯛の天ぷらは外はカリッと、中はふわっとしていて美味。さらに海鮮かきあげも入っているので、天ぷらだけでもなかなかのボリュームである。15時以降でおなかが減ったというときは、ヨルモスを利用してみてはいかがだろうか。
ワイワイバーガーセット/510円
モスバーガーでは子ども用メニューがあるが、こちらは大人でも注文できることをご存じだろうか。「ワイワイバーガーセット」は、“お子さま向け”として販売されているメニューだが、コスパの良さやヘルシーさから注文している大人も多い商品だという。
ハンバーガーとフレンチフライポテト(S)、ドリンク(S)、おもちゃ(種類は店舗により異なる)がセットになっており、ドリンクは今回選んだ「果物と野菜」のほかに「アイスコーヒー」や「ジンジャーエール」など8種類から選ぶことが可能。ドリンク単品でも200円くらいするので、かなりお得なのである。
ハンバーガーは、生のオニオンとマスタードを抜いたケチャップとハンバーグパティのみという構成。シンプルだが、それゆえにハンバーグパティの美味しさを充分に堪能できる。またハンバーガーはカロリーが305kclと控えめな点が、ダイエット中の方々からも支持されているようだ。
バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パンで作ったフレンチトースト/250円
「バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パンで作ったフレンチトースト」は、オープン(店舗により時間変動)〜午前10時半までのモーニング限定メニューだ。
商品名のキャッチーさと、名前負けしない美味しさからSNSでは「名前のまんまだわ」「商品名が面白いだけじゃなくてちゃんと美味しい」など賞賛の声が多く上がっている。
実際に食べてみたところ、とにかく食パンが柔らかい。もちもちとした食感は、まさにフレンチトーストの王道のような食べ応えだ。それゆえ食パン1枚を半分にカットしたサイズでも食べ応えがあった。さらに、このままでも十分美味しいのだが、プラス40円で「メイプル風シロップ」を追加することもできる。モーニング限定のうえに9月中旬までの期間限定商品なので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
まぜるシェイク 甘夏(S)/310円
最後に紹介したいのは、5月8日〜7月中旬までの期間限定で販売している「まぜるシェイク 甘夏」。「まぜるシェイクシリーズ」といえば、苺や抹茶など季節に合わせて多くの種類が発売されているが、今回は夏に向けて九州産の甘夏を使用した甘酸っぱいフレーバーに仕上がっている。
SNSでは「(甘夏が)苦味強めで好き」「甘さと苦味のバランスが絶妙」など、購入者からは好評の声が上がっている。
実際に飲んでみたところ、評判のとおり甘夏独特の苦味が特徴的。甘夏ソースをバニラシェイクと混ぜ合わせると、甘味×苦味×酸味が口の中で絶妙に溶け合うのだ。気温が高くなってきたので、暑い日にモスバーガーで涼を求めてみてはいかがだろうか。
今回は“この夏、買うべきモス商品”を5つ紹介した。同チェーン店は今年50周年を迎え、新コーポレートキャラクターの“リルモス”が就任したり、モスバーガーの由来である山、海、太陽のデザインをあしらったライフスタイルグッズを店舗販売したり(一部店舗限定)と、新しい施策を次々に展開している。アニバーサリーイヤーである今年はまだまだ新しい商品や企画が出てくると予想されるので、今後も目が離せない。
(文・取材=A4studio)
※情報は2022年6月18日現在のものです。