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軍事衝突に備えた動き加速か
また、7月27日付「ASIA TIMES」などによると、中国人民解放軍が19日、チベットと接するウッタラーカンド州に陸、空から侵入していたことがわかった。タイミング的に、ビザの更新拒否に対する報復措置という見方もできる。
これに対しインドは、東ラダックに100台の戦車を配備したことを印メディア7月21日付「TEHELKA WEB DESK」などが報じている。ラダックは、チベット仏教の中心地のひとつとしても知られるが、繰り返しインド領内に侵入してきている中国軍をけん制する狙いがあるとみられる。
また、中国の外交部によるインド民間人への嫌がらせも報告されている。
北京市に住む日本人駐在員は、最近の傾向についてこのように話す。
「ここ1カ月ほど、空港の出入国カウンターを通過するのに、インドパスポートを持っている人は、そのほかの外国人の何倍も時間がかかるようになっています。そのため、中国在住者の間では『インド人の後ろには並ぶな』が合言葉になりつつあります」
どっちもどっちの幼稚な応酬にも見えるが、両国はともに核保有国であるだけに、これ以上緊張が高まれば、2国間だけの問題では済まされない。両国には、平和的に問題を解決してほしいものだ。
(文=中山介石)
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