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在韓米軍撤退、北朝鮮の脅威が増す可能性も
言うまでもなく、戦時作戦統制権の問題は在韓米軍の存在と表裏一体だ。簡単に言えば、戦時作戦統制権の返還は在韓米軍の撤退を意味する。李政権も朴政権も、政府の軍コントロール能力不足を自覚していたからこそ、戦時作戦統制権の返還延期を求めていた。また、戦時作戦統制権が返還されれば、朝鮮半島における有事の抑止力も激減することは明白だ。
しかし、文大統領は公約通り早期返還を求める構えだ。約2万8500人とされる在韓米軍が撤退すれば、韓国は北朝鮮や中国の脅威に直接的にさらされることになる。朝鮮半島情勢がさらに緊迫化することは避けられないだろう。
文大統領は「条件が整えば平壌にも行く」と公言しており、6月末には初の米韓首脳会談も予定されている。THAADおよび戦時作戦統制権の問題が、朝鮮半島の命運を握っているのかもしれない。
(文=渡邉哲也/経済評論家)
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