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この時は、天皇、皇后両陛下のご臨席という特殊事情がなかったので、フリーランスのメディアにも取材が許されていた。私も島根県まで遠路はるばる出かけて行ったが、今回とはまるで異なる雰囲気だった。韓国から大勢の抗議集団が訪れてはいたが、半ば物見遊山といった雰囲気で、懸念されたような激しい抗議は行われなかった。
「もはや、日本がどうあがいたところで、竹島は韓国のもの」という意識があったせいかもしれない。
韓国政府が一方的に日本海・東シナ海に設定した軍事境界線、李承晩ラインが引かれたのは1952年。日米両国で強く抗議したが、65年の日韓漁業協定の成立まで多数の日本人が勾留された。
協定成立後も、韓国側は不法に軍事的占領を続けてきた。日本人は上陸すらできず、今となっては「絶対に取り戻すぞ」と叫ぶ国会議員の言葉は虚しく聞こえるだけだ。唯一の具体策は、是非は別として軍事的奪還しかないのが現実ではないか。
アベノミクスに懸念材料が少しずつ見え始めたように、安倍の目指す「美しい国」への不安が薄雲のように覆い始めている。
(文=横田由美子/ジャーナリスト)
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