「座間9遺体発見」白石容疑者と裏社会の接点…女性をソープランドに売り飛ばした過去も？

　ある民放の情報番組で、白石容疑者と同棲していた女性が登場し、その生活の様子を語っていた。彼女の手首にはリストカットの跡がくっきりと残っていたと話題になっている。

「スカウトに狙われるのは、心のどこかに隙のある女が多い。例えば髪の毛が染め落ちている、靴が汚れている、手首にリストカットした跡のある女が狙われやすい。優秀なスカウトほど、それを瞬時に見極めている」（取材当時のスカウト）

　白石容疑者はスカウト時代から、女性の心につけ入ることが得意だった可能性が高い。殺人は「金目的」と語っている白石容疑者だが、今後精神鑑定留置も行われるはずだ。事件の全貌が見えてくるのは、それまで待たなければならないだろう。

　白石容疑者に限らず、悪質なスカウトは、現在も“傷のある女性”を求めて、繁華街やSNSの中をさまよっている。しかし、自ら彼らに接触するなどして、餌を撒いてはいけない。女性のことを自身の欲求を満たす手段としか思っていない彼らに、正しい生き方や救いを求めること自体が間違いっているということを、女性たちには頭に入れてもらいたい。

　最後に、一刻も早い事件の真相解明と、被害者のご冥福を心よりお祈りいたします。
（文＝花田庚彦／ライター）