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鈴木宗男氏の政界復帰シナリオ
鈴木氏が北方領土問題でメディア露出を増やしているのには、別の思惑があるともいわれている。2017年4月に公民権停止が解除された鈴木氏は、政界復帰への意欲を燃やしている。その狙いのひとつが、来夏の参院選の北海道選挙区。北海道は3年前の参院選から改選数が2から3に増えた。6年前は自民と民主で2議席を分け、3年前は自民1、民進2。
「来年は、自民と立憲民主党が1議席ずつ取ったとしても、鈴木氏は3議席目に食い込める可能性があると睨んでいる。参院選直前に平和条約締結なら、安倍首相との関係で自民の推薦候補となる可能性もないわけではない」(北海道の政界関係者)
ところが、そんな鈴木氏の目の前に暗雲が立ち込めているという。自民党北海道連は参院選に2人の候補者を擁立する予定で、その1人を知名度抜群の高橋はるみ北海道知事とする方向となったのだ。鈴木氏は高橋氏の知事5選を説いてきた。だから今回の鞍替えについては苦々しく思っている。「再就職先みたいなかたちで参院に行くのはいかがなものか」と自らの大地塾の例会で苦言を呈したという。
日ロ平和条約締結で政治の表舞台に返り咲き――。さて、鈴木氏の都合のいいシナリオが実現するのだろうか。
(文=編集部)
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