「ホッコク」HPより
株式会社ホッコク(2906)、仮処分命令申立書の受領に関するお知らせ – 株式会社ホッコク(6月20日)
微妙銘柄マニアの注目が集まり続けるホッコク。最近ではネットでのあまりの悪評に耐えかねて、ついに悪質とされる書き込み者の発信者情報開示請求にまで着手するというIRが出る始末ですが、会社の乗っ取りや中核事業の売却計画といった古典的なハコ乗りの手法で企業解体を目指す手口のように見えるのも事実なので、この攻防は熱いです。
こちらもどうぞ。
当社及び当社関係者に対する中傷行為について – 株式会社ホッコク(6月18日)
大証:(株)セラーテムテクノロジーの上場廃止理由について -株式会社大阪証券取引所(6月19日)
いまごろ何を言っているのか? という気もしないでもありませんが、セラーテムについてはようやく上場廃止となりまして、市場では鉄火場が行われておりました。セラーテムが虚偽の報告を行い情報を偽って投資家を騙したことは結構前から分かっていたはずなのですが、随分処分が遅すぎませんかねえ。しかも、問題の発端は代表取締役が本件で勾留されてて経営者確認書について監査法人が経営者に直接確認できなかった点にあるので、ちょっと待てよと個人的には思います。
ダイヤ通商(7462)、インサイダー取引等で取締役選任撤回 – ダイヤ通商株式会社(6月27日)
最近、ちょくちょく名前をIRに載せられないので■■などの伏字で公表する資料が流行の兆しを見せているのですが、ダイヤ通商ではその最先端のIR文学を体現しておられたのでピックアップ。個人的にはここは良い会社だと思っているんですが、どうも昔から荒っぽい取引が横行する業界でもありまして、未承認取引だのインサイダーだのという話が同業にもいつも付きまとうので気になって仕方ありません。
井上工業(1858)の仕手筋とされ著名だったエストホームズが破綻 – 東京商工リサーチ(6月27日)
世に言う「悪銭身につかず」の典型なのかなあと思うのですけれども、一時期は結構羽振りが良かったように思うあの界隈も手口がなかなか通用しなくなって徐々に崩れていっているのかなと思っていたら破綻だそうで。これは一時退避なのか、本格的な破綻の幕開けなのかイマイチ分かりませんけれども、良くも悪くも豪快な雰囲気だったのが懐かしいです。
「極道なめてんじゃねーぞ」 ビル売買契約めぐり脅す 組幹部ら5人逮捕 – 産経ニュース(6月27日)
同じく「古き良き」系の事件がこちら。ここまでの真正面からの恐喝というのは事案として最近あまりお目にかからないですし、しかも真珠宮(しんじゅく)ビルは以前も管理会社の顧問の人が路上で刺殺されるなどの事案があって物騒なんですよね、正直。
当社顧問選任のお知らせ -アドアーズ株式会社(6月26日)
アドアーズに石川達紘さん登場
アドアーズ顧問に大物検察OBが就任され、さてこれは何のための、誰への牽制なのかが気になるところなのであります。もちろん石川氏は全方位にパフォーマンスを発揮される方であることは間違いないのですが、時期的にも内容的にも業態的にも「なんで?」という疑念は拭えないんですよね。何か起きているのでありましょうか。
三菱UFJ銀行の「仮面」<上> – Facta(7月号)
なんぞ三菱銀行の話が出たので読んでみたら、かつてのニイウスコーをハコにした日本IBMの循環取引に三菱銀行が加担していたという、ちょっとびっくりネタだったのでピックアップです。三菱と日本IBMの昔からの関係の深さや、問題処理のために本店自らが手を入れていくアプローチ自体は必見。事実だとしたら、結構な問題になるんじゃないかなと思うんですよね。