「こういう女性を敵に回すと恐ろしいと感じた。少なくとも本人に『嘘をついている』という認識がないから、話に力が生まれるのだろう。男性は小保方氏の話を聞けば聞くほど取り込まれたのではないか。また、メイクと衣装に相当気を使っているという印象を受けたが、あのような会見でワンピースは非常識だと思う」
同様に会見時の小保方氏の服装について指摘する声はほかにも聞かれ、20代女性(サービス業)はこう感想を口にした。
「女性を武器にしているようで、『この人はこういうふうに生きてきたんだな』という嫌悪感を感じた。謝罪目的もある会見なのにスーツを着ていないし、薄化粧に見せてファンデーションも濃いように見えた。泣いてもマスカラが崩れていなかったのは、それに備えてウォータープルーフのマスカラを使っていたのではないか。こんな時にもまず“人に見られる自分”を優先していると感じた」
このほかにも、30代女性(サービス業)からは、「女性は困った時に泣く、というイメージをメディアに発信してしまい、働く女性のイメージ低下につながる」との厳しい声も聞かれた。
こうした男性と女性が正反対の反応を示す傾向は、小保方氏を知る関係者の間でもみられるようで、13日10時から放送のテレビ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した芸能ジャーナリスト・井上公造氏は彼女の多数の関係者への取材に基づき、概ね男性は彼女に対し擁護的、逆に女性は批判的な態度を示したと明かしている。
小保方氏個人へ世間一般の人々が抱くイメージはさておき、もし成果が事実であればノーベル賞級の発見ともいわれるSTAP細胞の存在有無については、今後、専門家による厳密な検証が待たれるところである。その検証結果によっては、今回みてきたような理研及び小保方氏に対して世間が抱くイメージもまた、大きく変わってくるのかもしれない。
(文=編集部)