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この状態で返済額が増えると滞納が発生したり、最終的にはローン破綻や自己破産に陥る人が出てくることになるでしょう。
だからこそ、固定金利型、それも完済までの金利が確定している全期間固定金利型をお勧めするのです。ふだんなら変動金利型より金利がかなり高めなので、そういっても説得力に乏しかったのですが、今ならそんなことはありません。ほとんど金利が変わらないのですから、もう迷っている必要はありません。目をつぶってでも全期間固定金利型、それもフラット35Sを利用してください。
フラット35Sを利用するには一定条件を満たす必要があるとはいえ、実際にはフラット35の申込者のうち、8割から9割はフラット35Sです。決して厳しい条件ではないので、フラット35Sを利用できない物件は、むしろ眉に唾をつけたほうがいいのかもしれません。住宅の基本性能の高い住まいで、安心のローン返済生活――いまはそれが可能な希有な時期といっていいでしょう。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
●山下和之(やました・かずゆき)
住宅ジャーナリスト。各種新聞・雑誌、ポータルサイトなどの取材・原稿制作のほか、単行本執筆、各種セミナー講師、メディア出演など多方面に活動。「山下和之のよい家選び」も好評。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プランと税金対策』(学研パブリッシング)など。
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