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リフォームローン利用だと毎月10万円超
この「フラット35 リノベ」が使えず、通常の中古住宅取得のためのローン(年利1.08%、35年)が2500万円、リフォームローン(年利3.625%、18年)が500万円とすれば、毎月の返済額は10万円を超えてしまいます。しかも、完済までの総返済額はリフォームローンの変動金利型の金利が変わらなくても約3623万円で、金利が上がるともっと増えてしまいます。少なくとも「フラット35 リノベ」のほうが200万円以上もトクできるわけです。
これだけ有利になる「フラット35 リノベ」。対象になるのは図表4にある通りです。リフォームによって、低炭素住宅、長期優良住宅などの認定住宅のほか、耐震性能、省エネ性能、バリアフリー性能などに優れた住宅にする必要があります。
通常のリフォームに比べると、当然ながら費用は多少高くなるでしょうが、それでも0.3%台、0.4%台のローンを利用できるであれば、決して高くありません。これからの中古住宅購入には、忘れてはならないポイントといってよいでしょう。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
●山下和之(やました・かずゆき)
住宅ジャーナリスト。各種新聞・雑誌、ポータルサイトなどの取材・原稿制作のほか、単行本執筆、各種セミナー講師、メディア出演など多方面に活動。「山下和之のよい家選び」も好評。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プランと税金対策』(学研プラス)など
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