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2023.07.03 01:36
2017.11.17 00:40
平野雅章「FP相談1600件でわかった全体最適マネー術」
「割安度」最上位の生命保険は意外な2社! 20~40代の子育て世帯は要注目
共に親会社のようなパッケージ型の商品ではなく医療保険などの単品商品を取り揃え、多くの保険会社の商品を取り扱う保険ショップや保険代理店などを主な販路とし、存在感を強めている。自社の営業職員が直接、消費者に販売するのとは異なり、こうした販路では外資系生保やカタカナ生保(オリックス生命やソニー生命など保険業界以外の国内企業が資本を持つ生命保険会社)などとの価格競争にさらされるため、戦略的に割安な保険料設定がされるのが自然な流れだ。
また、両社の商品は安いだけではなく、保障内容でも意欲的な取り組みが目立つ。たとえば、ネオファースト生命は17年10月から「ネオde健康エール」の発売を開始した。この商品はがんや脳血管疾患などの8大生活習慣病により所定の入院をすると一時金が50~100万円受け取れるというシンプルな保障だが、画期的なのは保険料を実年齢ではなく、健康診断結果から算定する「健康年齢」で決定するという点である。保険期間は3年間で、3年毎に健康年齢を判定し保険料が変わるので、加入することで健康に気をつかうモチベーションにもなる。
子育て世帯は「セカンドライン」に注目!
あなたは、「セカンドライン」という言葉を聞いたことがあるだろうか。もともとはデザイナーズブランドがより若い客層に向けて買いやすい価格帯に設定しビジネス拡大を図る別ブランドを呼んだものだ。一定以上の年齢であれば、ジョルジオ・アルマーニのセカンドラインである「エンポリオ・アルマーニ」が人気を集めたのを覚えている人も多いだろう。
ネオファースト生命やメディケア生命はまさに親会社のセカンドラインと位置付けることができる。そのコストパフォーマンスの高さから、特に20代から40代の子育て世帯が生命保険を検討するときには、候補に入れてほしい保険会社である。
(文=平野雅章/横浜FP事務所代表、CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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