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バブル時代、87年のブラックマンデーから世界を救ったのは野村證券だった?

大手証券、ボーナスは300万円、役員が使える交際費は1億円!?

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 今は若い世代の活躍する舞台が乏しく、社会全体、管理、管理でがんじがらめにされている。もちろん、犯罪や不公正なことは取り締まるべきですが、こんなんじゃ日本に活気が出ないわけですね。

 バブル時代は給料、ボーナスもよかったかといいますと、よかったですね。これって間接的な恩恵というより、直接的な恩恵かな?
 
 80年代は証券会社の本社、本店だけでなく、支店も証券専門紙をたくさん定期購入してくれました。自分たちが読むだけでなく、お客さんに対するサービスからです。つまり店頭に置いて、無料でお客さんがもらっていけるようにしていたのです。だから、証券専門紙は潤っていました。

 ただ、給料、ボーナスがよかったといっても、まだ若かったので給料が高かったわけではないですが、ボーナスはちゃんと出た。確か、80年代後半の夏期ボーナスが80万円台だった記憶があります。僕の最高記録です。
 
 同年代の友人の証券マンが200〜300万円もらっていたことに比べると、水準は低いですが、彼らの多くは、飲み屋のツケでボーナスが消えていました。
 
 でも、90年代に入り、バブルが崩壊するにつれて、部数が減り始めました。特に激減したのは、97年に野村の総会屋利益供与事件で社長などが逮捕されてからです。

“いいひと”たちだった犯罪者の面々

 逮捕された方の中には、取材などで非常にお世話になった方もいらっしゃいました。最近騒がれているAIJ投資顧問の浅川社長はじめ、こうした証券界で出会った方の話はいずれしたいと思いますが、やったことの責任を取るのは当然のこととして、僕の原稿のためにコメントをくださったり、相場などいろいろ教えてくださるなど、個人的にお世話になった方ばかりです。

 ただ、この業界、脇が甘いところがあることは確かでしょう。

 で、総会屋事件をきっかけに、野村をはじめ証券各社が、購読している新聞・雑誌を全面的に見直し始めました。

 まず、すべてをゼロにして、購読すべき新聞・雑誌を厳選し、購読数を決める。証券専門紙と総会屋とは関係ありませんが、事件をきっかけに、体よく購読を減らしたわけです。折しも、97~98年は金融危機が深刻化しました。この危機も直撃して、証券専門紙の購読数は激減しました。

 給料自体は減らされませんでしたが、90年代後半にボーナスはゼロとなりました。たしか、年末にはボーナスではなく、「正月の餅代」が出たことを覚えています。3万円だったか、5万円だったか、それでも本当にありがたかった。一番おカネがかかるのが子どもの学校・教育費ですが、ちょうどかかる年代でしたし…。

 ただ、ボーナスゼロで年収自体が減ったので、経済ライターとして独立しやすかったのは確かです。勤め人を続けても、独立しても、懐に入るおカネは大した違いがなかったからです。でも、年収が減ったから独立したのではなく、若い頃から、もともと00年に独立する予定でした。21世紀になったら独立すると決めていたのです。でも、21世紀は01年だったんですね。知らなかった(笑)。

 辞めた後、勤めていた会社は減給・遅配となり、次に全員リストラをして、契約社員として再雇用する形で生き残りをかけましたが、09年に自己破産申請をしました。会社を離れたとはいえ、仕事(原稿書き)をもらっていましたし、それ以上に相場を学んだ“学校”でもありましたし、ものすごい寂しさを感じましたね。

 破産を聞いた日、ひとりで酒を飲んでお通夜をしました。でも、これも時代の流れです。今では、年2回、OB会で飲んでカラオケで盛り上がっています(笑)。

 今思うと、前の勤め先があったからこそ、野村はじめ証券会社の方々や事業会社の方々など、多くの人たちに出会え、今があります。いろいろ学ばせていただきました。

BusinessJournal編集部

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