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■「いまここ」に集中するための呼吸法とは?
では、具体的にどのような休息法があるのだろうか。
例えば、「マインドフルネス呼吸法」は多くの人が悩んでいるであろう「脳の疲れ」の根本原因から脱却するための一助になる休息法だ。
本書によれば、脳の疲労は「過去と未来」からやってくるという。
「脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる。すでに終わったこと気に病んでいたり、これから起きることを不安に思っていたり、とにかく心がいまここにない。この状態が慢性化することで心が疲弊していくんじゃ。」
(『世界のエリートがやっている最高の休息法』84Pより引用)
だからこそ、「いまここにいる自分」という考え方が、脳の疲労を解きほぐしていくために重要になる。
正しいやり方は本書を参考にしてほしいが、この呼吸法のポイントは自然のままに呼吸をするということだろう。「いまここ」で自分がしている呼吸に集中をする。もし他のことが浮かんできても、それに気付くだけで、集中する場所を呼吸に戻す。雑念は誰もが湧いてくるものである。もし雑念が湧いてきても、それは自分の弱さではないということも覚えておきたい。
■ストーリー形式で学ぶ「最高の休息法」
『世界のエリートがやっている最高の休息法』は、マインドフルネスによる脳と身体の休息法をストーリー形式で紹介していく。その読みやすさも相まって、多くのビジネスパーソンに受け入れられているのだろう。また、オーディオブック版も出ていて、耳からこの物語を楽しむことができる。
最近疲れが取れない、集中力が続かないと悩んでいる人はもちろん、マインドフルネスが流行しはじめたとき、なぜ、脳科学と瞑想や仏教の思想が結び付くのかと疑問に思った人もページをめくってみてもいいだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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