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ガムを噛むことでストレスや疲労が低下し、さらには不注意や勘違いの抑制傾向が見られたという研究結果もある。また、ガムを噛む行為は、単純なリズム運動なので、持続的な集中を実現するのに必要な神経伝達物質「セロトニン」を生み出しやすいとも考えられているという。
●五感5.「味覚」
味覚への刺激ではないが、飲食物で集中力を高めることもできる。仕事中の飲み物の定番といえば「コーヒー」だ。コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用があり、交感神経が刺激されて意識が活性化し、集中状態が生み出される。
コーヒーとともによく飲まれるのが「緑茶」。緑茶にはテアニンという成分が含まれており、副交感神経に働きかけ、ストレス緩和やリラックス効果などの効果がある。副交感神経を優位にすると、集中にも効果が見込まれるという。
そして、カフェインとテアニン両方同時に摂り入れることで、より集中力が上がるとする研究報告があるという。どちらかを飲み続けるのではなく、「コーヒー」と「緑茶」をその都度変えて飲むと、集中力を高める効果が期待できそうだ。
これらは、本書で紹介されているメソッドの一部に過ぎないが、実証データをもとにしたメソッドの数々は、どれも集中力の向上に役立ちそうなものばかりだ。「集中力が続かず仕事がはかどらない」と悩む人は、ぜひ手に取りたい一冊だ。
(ライター:大村 佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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