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年間300回以上の講演家が明かす、あがり症を克服する秘訣(2)

人前で話す直前にやっておきたい「あがり症克服トレーニング」

文=編集部

 肩は、緊張しているときに一番力が入りやすい部分だ。だから、肩をほぐすことは「あがり」を解消するにはもっとも効果的だと鴨頭氏は述べる。

・前から後ろ、後ろから前へと交互に10回ずつ行う「肩回し」
・片方の肘を上げ、背中でもう片方の手をつかむ「両腕交差」
・身体の後ろで両方の手のひらを合わせる「後ろ手のひら合わせ」
・片方の肘を、逆側の手で挟んで肩の筋肉を伸ばす「腕伸ばし」

 人によって身体の柔軟性は違うので、いずれかをできる範囲でやるといい。すると、こわばっていた肩から力が抜けて下がりやすくなる。つまり、「あがった」状態が解消されるのだ。

緊張解消と表現力アップで一石二鳥の「表情筋」のリラックス法

 あがり症の人は、人前でしゃべっているときに顔が固くなっていることが多い。鏡がないと自分の顔を見ることはできないので普段はあまり意識できないが、顔をやわらかくするエクササイズをすると、身体同様、緊張をほぐすことができる。

 しかも、顔をやわらかくすることで話す際の表情が豊かになり、聞き手が持つ話し手のイメージがやわらかくなるので、スピーチ全体の印象も良くなる効果があるという。まさに一石二鳥のリラックス法だ。

 顔をやわらかくするというのは「表情筋」をほぐすことだ。こちらも簡単にできるので、試してほしい。

 目、鼻、口、眉、頬、顔のパーツを真ん中にギュッと集め、10秒間キープする。10秒たったら、顔のパーツをすべて開く。開くときには笑顔をつくると、より効果的だ。そして、これを3回繰り返す。

 実際にやってみるとわかるが、10秒を3回セットでやると、少々顔が痛くなるだろう。それは普段、表情筋が使えていない証拠だ。プレゼンや会議が始まる前の数分間、デスクやトイレで表情筋をリラックスさせておけば、なめらかに話し出すことができるだろう。
(文=編集部)

※本記事はPR記事です。

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