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某新聞社、社員の着服や不明金、賃金未払いが発覚 致死レベルの長時間残業やパワハラも横行

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労働基準監督署から秋田魁新報社への是正勧告書

是正勧告書の一部

K営業局長:われわれの仕事は何かをよく理解しなくてはいけない。目的までどうチームワークを組んでやっていくか。心身のどちらであっても不健康では、いい仕事はできない。目的に向かうには議論がある。私は自分の姿のまま向かうが、(相手の受け取り方次第で)これをハラスメントとされれば仕方がない。
F労担:ハラスメントの定義は難しいところがあるが、新聞社とは何のために存在するのか。社会正義の実現、民主主義の砦として言論活動を行っている。(略)自分たちの働く場所が、友達集団ではなく厳しい職場だと理解してほしい。

 ちなみに役員が「定義づけが難しい」としたハラスメントについて、交渉の時点において厚生労働省ホームページに定義が掲載されている。

 さらに同年6月の組合報には、労使間交渉で組合は労働時間について会社側に説明を求めている様子が掲載されている。

【労働時間について】
組合:編集外勤の労働時間の状況は?
F労担:4月16日からの1カ月、支社・支局を含めて時間外80時間以上だった記者は16人。うち100時間超が7人で、最長は145時間だった。1時間でも2時間でも減らしていきたい。部下の労働時間の管理は、管理職の責務。所属長などに一層強く、最善を尽くすよう指導していく。
(略)
組合:体調を崩す部員が多い。予防も含め対応を考えてほしい。
S編集局長:体調不良と長時間労働の関係性は推し量れない。

●是正勧告を受けた後の対応

是正勧告記事掲載前日に行われた社長による社員説明会の書き起こし。組合が会社へ訴え続けてきた問題を「労働時間に対する認識不足と、その管理・把握にあいまいさがあったことは否めません」と述べ、組合員からは批判が上がった

 同社が是正勧告を受けたことを公表する前日の11月4日、社長による社員説明会が開かれた。その一部を抜粋する。

「長い間の慣行に従って行ってきた結果によるものですが、労働時間に対する認識不足と、その管理・把握にあいまいさがあったことは否めません」
「会社はこの7月、労基署から社員の1~6月分の労働時間の報告を求められました。社の勤務報告書は、いわゆる管理職がしっかりとチェックしたものではなく、半ば自主的な報告に基づくものであり、承認者の認め印は形式的に過ぎなかったことなどを説明いたしました」
「民主的な社会を守り、秋田県の健全な発展を実現していくために、秋田魁新報はこの先もしっかり生き残っていかねばならないメディアです」

 組合員の声や労使交渉を読んだ上で、社長の言葉をどう判断するかは読者に任せるとして、同月26日の労使間交渉の場で、組合側が指摘した法令違反を紹介する。

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