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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

蔓延する工業的甘味料が危険!がんや老化促進の恐れ コンビニ惣菜&弁当、清涼飲料水、菓子…

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高果糖コーンシロップは危険!

 さて、「果物に入っているのだから、果糖はいいものだ」という誤解を生んではいけませんので申し上げておきますが、トウモロコシから工業製品的に作られる高果糖コーンシロップ、またの名を異性化糖、あるいはブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖ともいいますが、これらに含まれているのは果物に含まれている自然の果糖とは違い化学的に合成されたもので、私たちの体に多大な害を与えます。清涼飲料水やガムシロップ、コンビニエンスストアなどで売られている安手の菓子類、惣菜、弁当のおかずなどの甘味付けにも。この高果糖コーンシロップは大量に使われています。それは、いうまでもありませんが安いからです。

 困ったことに、この高果糖コーンシロップに含まれる果糖は、私たちの体に摂り込まれると急激に血糖値を上げます。そして体の中のたんぱく質に結び付き、「糖化」という反応を起こします。この糖化によって体内につくられるのが「AGE」と呼ばれる最悪の物質です。AGEは最終糖化産物、または終末糖化産物とも呼ばれ、老化を極端に進めていきます。肌にシミをつくり、同時に臓器にも同じような反応(メイラード反応、または褐色反応とか褐変反応といいます)を起こし、あらゆる生活習慣病を生み出し、免疫力を低下させ、がん細胞を増殖させることにもかかわります。ブドウ糖によってもAGEはつくられますが、高果糖コーンシロップのリスクはその10倍もあるといわれているのです。

 AGEを多く含む食品の代表は、ポテトチップスなどの揚げ物です。ポテトチップスやフレンチフライポテトは、最悪の食品です。AGEも大量に含んでいますが、そのほかにもじゃがいもに含まれるアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が高熱によって変化して、アクリルアミドという強力な発がん物質をつくるのです。また、長時間高熱にさらされた植物油には、アルデヒドという物質が発生します。アルデヒドは食品のAGE化を加速し、神経細胞の変性や、がんの発生にもかかわるとされている物質ですので、可能な限り摂取しないほうが賢明です。

 では、どうしたらその糖化を防げるでしょうか。それは、急激に血糖値を上げることのないような食事内容、または食事の摂り方にすることです。

 食事内容については、本連載で繰り返し述べてきましたように「白い悪魔の三兄弟」(拙著『40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの』<中経出版>をご参照ください)である白米、精製された白い小麦、精製された白砂糖を排除することが最も有効な対策です。

 食事の摂り方は、食事の最初に生の野菜を食べるのと、砂糖などで味付けしていない豆類を食べることです。これらの食品の中にたっぷり含まれている食物繊維が急激に血糖値を上げることを妨げてくれるからです。

 もちろんこのことだけで完璧に生活習慣病が防げるわけではありませんが、ちょっとした工夫で、自分の健康を守ることにつながるのだとしたら、やったほうがいいですよね。

 食は自分への最も確実な投資です。ストイックになる必要などありませんが、賢明な食事の仕方を考えていきたいと思います。これからの時代、自分の健康は自分で守る、家族の健康は家族で守る、という考え方がスタンダードになっていくでしょう。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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