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金スマ、からくりTVの天才TBSマンが激白!人生成功への最短距離は世界史を学ぶことだ!

構成=青木康洋/フリーライター
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テレビ局での経験が、本書の執筆にも役立ったということですね。

角田 「世界史」というジャンルは、あらゆることを包括する。つまり、「世界史という枠の中では、何をやってもいいし、何を語ってもいいんだ」「すべての事柄が、世界の歴史に集約されるのではないか」という気持ちは、以前からありました。

 僕は、やっぱり、なんでも知っておきたい性格で、かなり欲張りなんです。そもそも、「何かを得るためには、何かを犠牲にする」という考え方が理解できない。例えば、テレビの世界では「利益を追求すると、面白さが失われる」なんて言われることがあります。でも、僕はいつも「利益を上げながら面白くすればいいじゃないか」「両方得ようとして、何がいけないのか」と思っています。だから、そもそものルール自体を疑っている部分があるのかもしれません。ちなみに、ラーメン店で頼むのは、いつも“全部のせ”です。

すべての表現は「フリとオチ」でできている

–本書の内容について教えてください。

角田 僕の性格やバラエティの精神にのっとって、本書では古代から未来までを扱っています。かなり欲張りな本になったと思いますが、よく言えばチャレンジング、悪く言えば無謀な内容ですよ(笑)。でも、本書はラーメンでいう“全部のせ”にしたかったし、それができたと思っています。

 各章の見出しにも頭をひねりました。例えば「アフリカで文明が発達しなかったのはシマウマの気性が荒かったから!?」という見出しを読んだ人は、「なんだこれ?」と思うのではないでしょうか。これは、バラエティの演出における「フリ」を意識しています。「フリ」で読者の興味を惹きつけて、読んだ時には「なるほど」とうなる「オチ」を用意する。すべての表現は「フリとオチ」でできている、というのが僕の持論です。

–本書のタイトルを『最速で身につく世界史』としたのは、なぜでしょうか?

角田 先日、担当する『オトナの!』という深夜番組に画家の安野光雅さんが出演してくれたのですが、現在89歳の安野さんは、油絵ではなく水彩画を描くのです。なぜかというと、「油絵は完成させるのに時間がかかる。乾かないと次の色を塗れませんから。水彩なら、短時間で描ける」というのが理由だそうです。高齢でありながら、「描きたいものがいっぱいあるから、早く次の絵を描きたい!」と思う生き様に、とても共感しました。

 何かを学ぶ時、時間をかけて大げさな準備をするより、「まず学んでしまう」という精神が大事だと思います。そして、学ぶなら速く学べたほうがいい。それが、このタイトルにした一番の理由です。

 歴史に限らず、知識はないよりあったほうがいいと思います。例えば、外国に行って世界遺産の建物を見た時、その歴史的経緯を知っていたほうが絶対に面白いでしょう。世界史というと小難しいイメージがあり、興味がない人も多いと思います。でも、僕は「仕事や人生で成功したいのであれば、なんでも知っておいたほうがいいですよ」と言いたいですね。本書の中で、あえて古代から未来まで扱ったのには、そういう意味も込められています。もちろん、読んだからといって成功への道が開けるとは限りませんが、少なくともその可能性は広がると思います。

『「24のキーワード」でまるわかり!最速で身につく世界史』 すべての世界史の本の入り口となる本です。つまり、世界史の入門書の入門書です。 amazon_associate_logo.jpg

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