ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal

日本には四季があり、それぞれの季節に特徴があります。季節ごとに、おいしい食べ物があって、旬という言葉も、だいぶ形骸化したとはいえ、まだまだ使われています。日本人は、この季節の移ろいというものを大事にして、その中で伝統や文化を育んできました。
しかし、体の変化や順応という側面からみると、季節は5つに分けたほうが合理的です。春、夏、秋、冬に「初夏・梅雨」という季節を加えるのです。当然、春と夏の間にそれがあるわけですが、この時季は腰椎二番という箇所に負荷がかかり、肝臓がペースダウンするのが特徴的です。
なぜ肝臓の働きがペースダウンするのでしょうか。それは前の季節、つまり春に、体がどんな働きをしていたかを考えればわかります。春は、排泄が活発に行われる季節ですが、その時季に排泄しきれない毒素を、肝臓ががんばって働いて無毒化・無害化するためにエネルギーを使ってしまうからです。そして、初夏・梅雨の時季に肝臓は一休みしたいのです。
自宅でできる肝臓ケア
この時季に限ったことではありませんが、疲れた肝臓をケアする手軽な方法があります。それは「煮出し湯」といわれる方法で、以下の手順で行います。
1.バスタブに、少しぬるめ(39~40度くらい)の湯をはる
2.湯に浸かって、追い焚きをするか、熱めの湯を足して湯温を上げる
3.我慢できる限界まで湯に浸かり、出たらすぐに体を拭く
4.体を拭く順番は、背中→手→足→胸→腹→顔
5.あとは、服を着てゆっくりとする。汗が出てきたら、なるべく早く拭き取る。体が冷えないように、汗で下着が濡れたらすぐに着替える。
このようにすると、肝臓は蘇ります。この方法は、卓効がありますが、何度もやってはいけません。1日1回、最大3日までなら連続してもいいですが、それ以上はやらないでください。かえって疲れてしまうことがあります。もちろん、血圧が高めの方や、心臓に問題を抱えている方はやらないでください。