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1日1分! 今日から誰でも始められる認知症対策…脳の活性化を促す「健脳」習慣のススメ!

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 目をつぶって食べると、視覚を遮断しているぶん、いつもよりもたくさんの味覚を感じられるという。また、「これは何の触感だろう」「調味料は何を使っているのだろう」と想像することも刺激になる。

 この両方が相まって脳のさまざまな部分が反応するので、効果的な脳活になるのだという。

■生活リズムは保って、変化や新しい体験で脳を刺激する

 認知症の予防には、「心」を調えることも非常に効果的であるという。

 そこで押さえておきたいのは、「基本的に脳は新しい体験や変化を喜ぶが、毎日の生活のリズムだけはなるべく変えないほうがいい」ということだ。

 ちゃんと朝に起きて、太陽光を浴びると、脳内物質のセロトニンが分泌されて心身の健康に良いとされる。

 また、生活リズムを調えれば睡眠の質が上がる。アルツハイマー型認知症の原因物質として挙げられるアミロイドベータなどの有害物質は、質の良い睡眠で解消されると言われているようだ。

「起床と就寝を原点に、生活リズムを維持しつつ、新しい体験などを楽しむ」というのが、脳を健康に保つ秘訣なのだという。日常で新しい体験をするのは難しいと思えるかもしれないが、意外に簡単な方法でできることがある。

 それが「今日のコーディネートを考える」ことだ。

 脳の発達と加齢のメカニズムを研究している東北大学脳科学センター教授の瀧靖之氏は、16万人以上の脳画像を見てきた。その結果、「身なりと脳の画像は一致する」ということがわかったという。

 つまり、「オシャレな人は脳も若い」と言えるのだという。

「今日はオシャレをしよう」と思えば楽しくなるし、いつもと違う格好は変化になる。また、新しい服を買って着ることは「新しい体験」とも言えるだろう。

 認知症予防のために何かをしよう、と考えると億劫になってしまうことも、脳活習慣を上手く生活に取り込めれば、自然と心身ともに健康でいられる。

 本書で、「これならできそうかな?」ということから試して、楽しみながら「健脳」を目指せば、健やかな老後を、長く続けていけるだろう。
(ライター:大村 佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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