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和歌山市、ツタヤ図書館に64億円税金投入…関連文書の情報開示請求に全面黒塗りで回答

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RIAによる和歌山市民図書館・基本設計のパース(2017年5月発表)

 巨額の税金が投入される事業ほど、市民への重い説明責任が生じるはずだが、明らかにそのルールが守られていないことがある。

 下の写真は、総額64億円の補助金が投入される、ある自治体のプロジェクトにおける関係者会議の議事録である。筆者が4月20日に開示請求を行い、45日の延長の末、事務手続きを経て7月4日にようやく入手した。

 開示された1400枚超のうち、全面黒塗りが1000枚超。黒塗りとなっている割合(黒塗頁数/全頁数)を計算してみると、97.91%に達する。

 これらは、来年開館が予定されている和歌山市ツタヤ図書館の建設プロセスにかかわる文書だ。和歌山市では一体、何が起きているのだろうか。

和歌山市が開示した新図書館建設についての関係者会議の資料の一部。
ダンボールにギッシリ詰まった開示資料。ほとんどが全面黒塗りだった

 和歌山市は南海和歌山市駅前に建設中の新しいビルに来年、図書館を移転させる予定だ。同市は昨年末、その新図書館の指定管理者(運営者)に、レンタル店「TSUTAYA」を全国展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を選定した。

 CCCが運営する通称「ツタヤ図書館」については、当サイトでこれまでも繰り返し報じてきたが、たびたび不祥事が明るみに出てきた。

 たとえば、2013年に第1号としてスタートした佐賀県・武雄市図書館では、「ウィンドウズ98」の入門書や「埼玉ラーメンマップ」など、極端に価値の低い古本を大量購入していたことが15年9月に発覚した。

 また、その直後に開館した神奈川県・海老名市立中央図書館、翌年開館の宮城県・多賀城市立図書館でも、不祥事が次々に露呈した。

 これらの不祥事発覚前ならいざしらず、そうした悪い評判が広まった事業者を、なぜ和歌山市はあえて選んだのかとの疑問を抱き、筆者は選定プロセスに関してさまざまな角度から取材を続けたところ、興味深いことがいくつかわかった。

 開示された黒塗り文書の背景が少しややこしいので、整理しておきたい。

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