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強制性交等の疑いで逮捕の東大生・慶応大生、自己愛性パーソナリティ障害の可能性

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東京大学安田講堂(「Thinkstock」より)

 東京大学慶應義塾大学の現役の学生のわいせつ犯罪が相次いで発覚した。まず、「ミスター東大コンテスト2014」に出場し、ファイナリストに残った稲井大輝被告(24)が強制性交等の疑いで逮捕され、その後起訴された。また、「ミスター慶應コンテスト2016」のファイナリストの1人である渡辺陽太容疑者(22)も、準強制性交等の疑いで逮捕された。

 2人とも高学歴で、相応の判断力も思考力も持っているはずなのに、その後の自分の人生を破滅に導くようなわいせつ犯罪を起こしたのはなぜなのか? 次の3つの要因によると考えられる。

(1)「自分は特別な人間だから、少々のことは許される」という特権意識
(2)女性を性欲を満たすための道具としかみなせない
(3)相手の痛みに共感できない

 まず、(1)「自分は特別な人間だから、少々のことは許される」という特権意識を、高学歴エリートは抱きやすい。しかも、2人ともミスターコンテストのファイナリストに残るだけの容姿にも恵まれているのだから、特権意識は半端ではないはずだ。

 こうした特権意識は、女性への性的暴行は本来なら許されないが、自分は特別な人間だから許されるという思い込み、あるいは普通の人に適用されるルールは自分には適用されないという思い込みに表れる。もしかしたら、「俺みたいな頭のいいイケメンと関係を持てて、ありがたく思え」くらいの気持ちで女性に乱暴したのかもしれない。

 この特権意識ゆえに、(2)女性を性欲を満たすための道具としかみなせないことも重要な要因だろう。女性を性対象としてしか見ていなかったからこそ、相手の気持ちなど一切考慮せず性的暴行に及んだのではないか。

 また、(3)相手の痛みに共感できないこと、つまり共感の欠如も認められる。性的暴行によって女性がどれほど屈辱的な思いをするか、精神的にも肉体的にもどれだけ傷つくかに想像力が及ばない。いや、そもそも、そういうことを考えてみようとさえしない。

 うがった見方をすれば、相手の痛みにある程度共感することはできても、特権意識が強すぎて、「少々相手を傷つけても、痛い思いをさせても、自分は特別な人間だから、許される」と思い込んでいる可能性もある。

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