「実年齢よりも若々しく見られたい」――。そう願って日々スキンケアやメイクに力を入れている女性は多数。年齢を感じやすいパーツと聞くと「目元」「口元」などを想像する人が多いかと思いますが、実はほかにも他人から見て年齢がわかりやすいパーツが存在します。
スキンケアやメイクで若々しく見せる工夫をしても、それらのパーツがお手入れ不足だと周囲から「あれ、この人結構歳を重ねているんだな」と思われてしまうことも。
そこで今回は、過去にメイク・エステ講師の経験を持つ美眉アドバイザー・玉村麻衣子が、実は年齢が出やすい意外なパーツを4つご紹介します。
1:首
私が化粧品会社でメイク・エステ講師をしていたとき、「首を見ると実年齢がわかる」という言葉をよく耳にし、実際にお客様と接するなかでそのことを実感しました。首は意外と日焼けしやすく、紫外線のダメージも蓄積されやすい部分。顔だけ見るとハリがあって若々しくても、ふと視線を首に落とすと「横ジワが目立つ」「皮膚が薄くたるんで見える」なんてこともあり得ます。
顔は化粧水や美容液でしっかりお手入れしていたり、日焼け止めやファンデーションをつけたりしていても、首まで同じお手入れをしているという人はそう多くはありません。首までキレイな人はお手入れが行き届いている人――。朝晩のスキンケアは顔だけでなく首まで化粧水や美容液でお手入れしたり、メイク時は日焼け止めを首までしっかり塗るようにしたりして、首のケアを意識することが大切です。
また、高さが高すぎる枕を使用すると寝ている間に首にシワがよりやすく、それが毎日続くことで首のシワにつながりやすくなります。枕の高さにも注意してみてください。
2:鼻の下(人中)
鼻と唇の間のくぼみ部分を“人中(じんちゅう)”と呼びます。実はこの部分が長いと顔が縦に間延びして老けて見え、短いと若々しく見えます。残念なことに、歳を重ねることで頬や口周辺の皮膚がたるみ、人中が長くなる傾向にあります。
そこで、人中を短く見せるためには2つのチョイ足しメイクがおすすめ。ひとつめは、「鼻の下に逆三角形にシャドウを入れる」というテクニック。使うのはシャドウカラーやアイブロウパウダーパレット内のノーズシャドウ用のパウダー。これをヘッドが小さいブラシにとり、鼻の下に逆三角形になるよう入れます。
2つめは、「上唇のリップラインを1ミリ外側に描く」というテクニック。リップライナーやリップブラシを使って上唇のリップラインをややオーバーライン気味に描きます。
この2つを行うことで鼻と唇の間の余白が埋まって見え、若々しい印象に見せることができます。また、口角を上げることでも人中が短くなって見えるので、日頃から口角を上げる意識をすることも大切です。