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武豊騎手が天皇賞・春の距離短縮に「反対」世界競馬の潮流に反し”前時代的”な「3000m級のG1」を守り続けることの意義

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武豊騎手が天皇賞・春の距離短縮に「反対」世界競馬の潮流に反し前時代的な「3000m級のG1」を守り続けることの意義の画像1

 今年から新たにG1昇格を果たした大阪杯だが、昇格初年度はフルゲートには至らなかったものの昨年の年度代表馬キタサンブラックを始め、日本ダービー馬のマカヒキ、国際G1馬のサトノクラウンが参戦するなど、一定の成功となったことは間違いない。

 各メディアの取り上げ方やファンの注目度を見ても、おそらく他のG1並みか、それ以上の売り上げが見込めそうで興行的な面でも成功といえるだろう。

 JRA(日本中央競馬会)では2006年のヴィクトリアマイル創設以来、23レース目のG1となった大阪杯。そこには近年、使えるレースのない有力中距離馬がドバイや香港に遠征するケース、つまりは売り上げに直結するスターホースの国外流出を抑止する目論見があった。

 今年はドバイターフ(G1、芝1800m)にヴィブロス、シーマクラシック(G1、2400m)にサウンズオブアースの2頭が遠征したが、当該レースにドゥラメンテを始めとした4頭が遠征した昨年よりも減少。

 大阪杯と同じ芝2000mのクイーンエリザベス2世C(香G1)にもネオリアリズムとリアルスティール、アドマイヤデウスの3頭が大阪杯を経由せずに出走の意思を示しているが、これも3頭が出走した昨年と大差なく、とりあえずだが一定の抑止力を見せることができたようだ。

 また、こういった背景の他に大阪杯がG1に昇格したことで、JRAの番組編成上大きな影響を及ぼした事項がある。

 それは毎年5月に行われる天皇賞・春(G1)の「距離短縮論」に対する一応の決着だ。

 現在、日本でも2000mの大阪杯がG1昇格を果たしたように、近代競馬は世界全体が2000mを中心とした体制にゆっくりと変化している。

 すでにダートではドバイワールドCとブリーダーズCクラシックといった世界の2大レースがともに2000mで行われ、バリエーションが豊富な芝でも英・愛チャンピオンSや昨年エイシンヒカリが出走したプリンスオブウェールズSなどの2000m級のレースが年々評価を高めている。

 その2000mを主流として、前後に400mずつの差がある2400mや1600mのレースの価値も総じて高い状況だが、それでも2005年にはフランスのダービーが2400mから2100mに短縮されている。

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