ビジネスジャーナル > ライフニュース > 『アナ雪』ヒットに隠された商品力とマーケ戦略  > 3ページ目
NEW
山本康博「なぜあの商品はヒットしたのか/しないのか」(11月7日)

15年ヒット商品は?消費動向の前提条件と「ヒットの理論」から“経験的”大胆予想

文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役

 これを前提として、来年はどのような商品・サービスはヒットするのか、カテゴリー別に予想してみる。

(1)グッズ:癒し系低価格ロボット
 お財布も心も寂しい人が増える可能性が高く、部屋で対話ができる高機能でお手頃価格のぬいぐるみロボット

(2)食品:機能性表示食品
 15年4月に法律改正で特定の効能表示が可能になり、食品市場が活性化

(3)デジタル:トークライブアプリ「755ナナゴーゴー」
 著名人を“のぞける・やじれる”アプリで、サイバーエージェント社長の藤田晋氏と堀江貴文氏が手を組んだプロジェクト

(4)映画:『スター・ウォーズ エピソード7』
 製作がルーカスフィルムからディズニーへ変わり、物語が充実する可能性大

(5)外食:サードウェーブカフェ
 海外から数社の有名コーヒーチェーンが日本へ参入し、本格グルメコーヒーが活性化

(6)娯楽:KENDAMA
 世界的なブームの兆しのエクストリームけん玉。アナログ感覚が復活し、お金をかけずに仲間で遊ぶ喜びを共有できる

(7)地域:国家戦略特区
 それぞれの地域で今までになかった地域独自の新サービスが生まれる

(8)旅行:地元の温泉ブーム
 低予算、短時間で気軽に行けるので、家族で団欒を得られる

(9)中食:鍋ブーム
 家計支出予算が少なくなり、家でのホームパーティーが流行、鍋を使って楽しく安く済ませる

山本康博

山本康博

ビジネス・バリュー・クリエイションズ
代表取締役、損保ジャパン顧問。ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、日本たばこ産業、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本制作。1年以上継続した商品は計算すると3割以上、メーカー側でマーケティング実績35年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、2016年スタンフォード大学 David Bradford 名誉教授、ボストンカレッジ Allan Cohen 教授の推薦書として、世界に向けて英著、 “Stick Out”a ninja in Japanese brand marketingを全世界同時発売開始。『Stick Out~a ninja marketer』(BVC)、現在ブレイク中で話題のAmazon書籍総合1位も獲得したベストセラー『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版)の一人として8月1日執筆など。

15年ヒット商品は?消費動向の前提条件と「ヒットの理論」から“経験的”大胆予想のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!