意外と陰険な面も不評
また、“笑い”以外の部分ではこんな特徴も指摘された。
「私は広告代理店に勤めているんですが、入社2年目の時に友人のコネクションを使ったある広告プランを提案して、採用されたことがあったんです。そうしたら、大阪出身の女の先輩が『友達多いだけで企画通しちゃうなんてすごいねぇ』なんて嫌味全開で言ってきて。一見サバサバしているように見えて、案外、陰険なんだなって思いました」(28歳・女性・長野県出身)
「男同士の飲み会での出来事。大阪人の2人がずっとその場にいない同僚の悪口を言っていて、ちょっと引きましたね。男社会のマウンティングみたいなものへの執着が、大阪人は特に強いのかなと(苦笑)。性格ブスばっかの女子会でも、あそこまで陰口言わないんじゃない?」(40歳・男性・埼玉県出身)
「38歳で結婚が決まった女友達に、大阪の子が『子供はどうするの? 急がなきゃね』みたいなことをズバズバ聞いてて、その場にいた私はヒヤヒヤもの。デリカシーなさすぎですよ」(41歳・女性・埼玉県出身)
意外に陰湿な面や、空気が読めない言動を不快だと捉える人も少なくないということだろう。
公共の場での図々しい姿も
ここまでは友人、知人、同僚といった直接つながりのある人物に対しての意見だったが、公共の場で見かけた大阪人に対しても、次のような声が上がっている。ちなみに、今回は“公共の場で見かけた大阪弁を使う人物”を広義に“大阪人”と表現したい。
「新宿駅の改札を出て1メートルほどの場所で、大阪弁のおばちゃんたちが地図を広げながら『次はどこいこか?』なんて延々立ち話をしていた。そこで立ち止まったら改札を行き来する人の邪魔なんだが……。見かねた駅員さんが、『もうちょっと端に寄ってくれませんか』というようなことを言いにいったようで、人の邪魔にならない位置に渋々移動していたが、その後に『東京は細かいことにいちいちうるさいな~』なんて言いながら大声で愚痴ってた。往生際が悪いというかなんというか……」(25歳・女性・東京都出身)
「表参道のルイ・ヴィトンで値切っている大阪のおばちゃんを見ました。店員さんの困惑顔にはウケましたが、こんなハイブランドの正規店でも値切るのか~と、ただただ驚き」(31歳・女性・静岡県出身)
繰り返しになるが、アンケートに協力してくれた大半の人は、大阪人に好意的な印象を持っており、今回挙げたような批判的な意見は、あくまで全体の3割ほどでしかない。