お金よりもフォロワーを集める時代……なぜこうした変化を加えたのだろうか。
「人生ゲームは“時代を映す鏡”としての側面を持たせてきたシリーズです。さまざまなトレンドや社会ネタを取り入れてきたなかで、令和の時代に何があるだろうと考えたときに、インフルエンサーというテーマが思い浮かびました。従来のゴールを廃したつくりに変更したのは、“SNSの世界をグルグルまわっていく”というイメージを表現したかったからですね」(タカラトミー広報担当)
インフルエンサーを目指す……「令和版」の斬新なルール設定
新たなゲームシステムについてもっと掘り下げていこう。
「先ほども触れましたが、本作の目的は“終了時に他のプレイヤーより多くのフォロワーを獲得すること”。そして、“インフルエンサーカードに書かれた条件を達成してインフルエンサーになること”です。
フォロワーとは、ルーレットの周りにたくさん置かれた白いコマのことで、1個で100万フォロワーを表し、これをたくさんゲットするのが目的です。では具体的にどうやって集めればいいのかというと、特定のマス目に止まることでもらえるほか、ゲームスタート時にプレイヤーに3枚ずつ配られる“インフルエンサーカード”に記載の条件を達成すると、そこに書かれた数のフォロワーが獲得できるのです」(タカラトミー広報担当)
こう聞くと、フォロワーは旧シリーズの紙幣の代わりだと考えられるだろう。一方でインフルエンサーカードとは、どのようなものなのだろうか。
「インフルエンサーをイメージするキャラクターのカードで、そこに書かれている条件を全部達成することで“インフルエンサーになった”と認められます。全プレイヤーで合計10回インフルエンサーカードの条件を達成した時点でゲーム終了です。インフルエンサーには『tsubuyaki』、『photogenic』などの種類があり、インフルエンサーカードに書かれている条件には、それらの種類も関係してきます。
次に書かれている条件ですが、それは簡単に言うと指定のアイテムカードを集めることになります。このアイテムカードはルーレットで止まったマス目に指示があった場合に山から引いていくカードなのですが、その内容はSNS時代を反映した“あるあるネタ”をご用意しました。例えば『#ボイパ』や『#写真映えスポット』『#歌ってみた』といったように、SNS世代の方にはおなじみの面白ネタが盛りだくさんとなっています」(タカラトミー広報担当)