すき家/山かけ鉄火丼/790円(税込み)
定番商品となった「とろ~り3種のチーズ牛丼」や「高菜明太マヨ牛丼」などユニークなトッピング牛丼で有名なすき家。しかし、意外なことにネットの口コミでは「海鮮メニューがおいしい」という声も多数上がっているのをご存じだろうか。
なかでも人気なのが「山かけ鉄火丼」。牛丼チェーンとは思えない品質を誇るマグロ、上に乗せられたつるっとしたとろろ、わさび醤油が抜群のハーモニーを奏でており、食べ始めたが最後、するすると胃に吸い込まれていくことだろう。
「ネットの評判を見て頼んだら、想像したよりもおいしかった」という声も少なくない、この逸品。こちらも、秋の味覚に飽きた頃にさっぱりといただく商品としておすすめできる。
松屋/ビビン丼/500円(税込み)
かつてはレギュラーメニューとしてラインナップされていたものの、2018年に惜しまれつつ販売終了した「ビビン丼」が満を持して復活。「もう一度食べたい」というファンが多かったため、この秋から再発売されている。
豚肉と一緒に炒められている根菜きんぴらとキムチは、非常に歯ごたえがよく、コチュジャンを使用したという甘辛タレでまとめられている味付けも絶妙だ。乗せられている半熟卵がマイルドさをプラスしてくれているので、ちょうどいい辛みを感じながら、最後まで平らげることができるだろう。
ちなみに、口を付ける前にすべてをぐるぐるとかき混ぜるのが、おすすめの食べ方。しっかりと味の染みわたったごはんとシャキシャキ食感の具材、うまみの詰まった豚肉の三位一体を、ぜひ味わっていただきたい。
――牛丼御三家はいい意味で刺激を与え合えるライバル関係になっており、今回ご紹介したような切磋琢磨の末に生み出されたメニューは、さすがのクオリティである。店頭で迷った際には、ぜひこの記事を参考として、質・量ともに優れた商品で舌と胃を満足させてほしい。
(文=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)