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また、極論君は「砂糖含有飲料の自動販売機があちこちに、ましてや病院内にあるのはおかしい」と主張しています。確かに院内禁煙という施設はどんどんと増えていますが、院内で砂糖含有飲料の販売禁止という病院は聞いたことがありません。
非常識君は「たばこだけが悪者にされているような気がする」とも漏らしています。「本当に害であれば法律で禁止すべきだと思う」と本心を吐露しました。確かにそうですね。法律で認められている嗜好品を適切な場所で自分の責任で摂取することは、実は誰にもとがめられることではないですね。
しかし、常識君は言います。「もしも税金を課して、体に害になるものの値段が上がれば、それらを摂取する人が減り、その摂取する割合も減るので、国民全体の健康には有益だ」という論調です。
常識君はもっと大人の発言をします。「たばこや砂糖や炭水化物で生計を立てている人もいるのだから、かれらの次の職を探さず、健康のためだからと課税額を上げて市場が縮小することは、国家全体として有益かは疑問だ」という発言です。そうですね。確かにいろいろな視点がありますね。
(文=新見正則/医学博士、医師)
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