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安保徹「間違いやすい医学の常識」

高血圧や高コレステロールの薬はかえって危険!寝たきりやボケを引き起こす!

文=安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士
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 昔の人は塩からい物をたくさん食べていましたが、これが悪い食生活だと思ってはいけません。筋肉労働や寒さからの脱却のために、血圧を上げて身を守るための食事だったのです。今の社会は楽な条件が整っていますから、自然に塩からい物をたくさん摂らなくなりましたし、血圧も低くなっています。必要以上に低いことはいいことだと考えるのはいきすぎです。

 コレステロール降下剤も、ミトコンドリアの機能を低下させることを知っておきましょう。コレステロールは細胞膜の成分や重要なホルモン系の材料となっていて、ミトコンドリアのエネルギーを使って、副腎皮質ホルモン、性ホルモン、アルドステロン、ビタミンDなどに転換されています。日常生活が活発で元気の良い人が、コレステロール値が高目に出るのはこのためです。活力の指標が血中のコレステロール値といっていいでしょう。材料としてこれから使われるピチピチのコレステロールが、LDLコレステロールです。間違わないようにしましょう。

 日本は、寝たきりや認知症介護のお世話になる人が激増しています。周囲を見渡すと血圧やコレステロールの薬を服用して生きる力を失い、多くの病気を抱えて、介護のお世話になるという流れができてしまいました。本質を見誤らないようにして、死ぬ直前まで元気で過ごしましょう。
(文=安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士)

安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士

安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士

1947年、青森県生まれ。東北大学医学部卒業。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座免疫学・医動物学分野)。米国アラバマ大学 留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。89年、胸腺外分化T細胞の存在を発見。96年、白血球の自律神経 支配のメカニズムを初めて解明。国際的な場で精力的に研究結果を発表し続け、免疫学の最前線で活躍
医学博士安保徹 公式サイト

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