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試作品について、たとえば1カ月ごとに添加物の減少量を測定すればよいのです。減少しなければその添加物は食品中で変化していないと考えてよいのです。逆に減少していれば、その添加物はなんらかの変化をしていると考えられます。技術的に難しいことではありません。添加物メーカーにとって添加物の量を調べる(定量分析といいます)ことは、たやすいことです。
添加物が変化していることが判明した場合には、変化して生成された物質が何かを調べて、明らかに問題のない物質なのか、そうでないかを考慮して賞味期限を設定するのです。添加物には、どんな食品に何%使用してもよいという使用基準がありますが、なかには使用基準のない添加物も多くあります。
使用する食品ごとに添加物の使用期限を定め、使用基準と共に添加物の包装に表示するようにすればよいのです。
具体的には、表示は次のようにすべきです。
「本添加物を●●に使用した場合には、賞味期限は本添加物の製造日より3カ月以内、▲▲に使用した場合には5カ月以内に設定してください」
もちろん科学的裏付けがあることが必要です。
(文=小薮浩二郎/食品メーカー顧問)
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