出会い系イベントに参加して、そこから交際へと進展できる人たちと、できない人たちには決定的な違いが見られるそうです。
80万人以上の参加実績を誇る合コンセッティングサービスの創設者であり、現在は婚活総合サポート「ラブライフバランス研究所」の代表である水野真由美氏に、出会い系イベントの利用法、出会いを恋愛に発展させるための秘訣について話を聞きました。
水野真由美氏(以下、水野) 出会い系イベント事業に参入してくる業者はとても多いのですが、事業が長続きする企業はわずかです。流行に乗るだけの一過性の事業では、多くの方の支持を集めることはできません。
–出会い系イベント事業に参入する上で、長続きするポイントはなんでしょうか?
水野 この分野に限らないのですが、私は新しい事業を始める時には、普段の生活に自然に溶け込むものであることを意識しています。出会いの場が非日常だったとしても、恋愛は日常の中で育まれるものです。恋愛と生活のバランスをうまく保ちながら、結婚につながるような出会いでなければいけないと考えています。
晩婚化によって婚活をする年齢層が広がっていますし、コミュニケーション力が不足している人たちへの対策や、婚活に悩む人々へのメンタルサポートなど、「出会いの場の提供」だけでなく、参加者の心と体のバランスも見つめながら幅広いバックアップ体制を整え、出会いから結婚に至るための道筋を考える必要があります。
餅は餅屋。婚活を婚活のプロに任せることは、確実に婚活している人と出会える利点があり、さまざまなサポートも得られますので、非常に効果的な一歩となります。
–「婚活は婚活のプロへ」という言葉には強く同意します。
水野 とにかく、まず一歩進んでみることが大事です。恋愛マニュアルを読んでいても何も始まりません。そして、プロに任せたいと思ったら、いろいろと吟味して、たくさん面談に回ったっていいと思います。そしてしっくりくる業者を見つけることです。弊社と同様のサービスを提供する会社は、サービスの質も異なれば、得手不得手の分野もありますので、情報を収集して精査する必要があります。また、ほとんどの業者には、カウンセラーが常駐しており、面談によって有用なアドバイスがもらえることもあるでしょう。
–しかし、やはりカウンセラーも人ですから、それぞれに個性もあるでしょうし、自分との相性が合うかどうかもわからないですよね。
水野 カウンセラーのアドバイスに従うだけになってしまう会員も多いのですが、誰かの思考に左右されるのではなく、まずは自己診断で自分の恋愛傾向や陥りやすい恋愛パターンを把握することが大切です。