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清原和博容疑者、覚せい剤で精神異常か…なんでも操れる高揚感や幻覚のおそれ

構成=編集部、協力=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士
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【ダメ。ゼッタイ。普及運動】

「ダメ。ゼッタイ。普及運動」は、新国連薬物乱用根絶宣言(2009~19年)への支援事業の一環として官民一体となり、国民一人ひとりの薬物乱用問題に関する意識を高めるとともに国連総会決議に基づく「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の周知を図ることによって、内外における薬物乱用防止に資することを目的としています。

(注)昭和62年(1987年)に開催された「国際麻薬会議」の終了日の6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」とし、各国がこの宣言の趣旨を普及する日とされた。また、平成10年(1998年)の国連麻薬特別総会においては、「薬物乱用防止のための指導指針に関する宣言」(国連薬物乱用根絶宣言)が決議された。

【近年の薬物情勢】

 2012年中の少年及び20歳代の覚せい剤事犯の検挙人員は2131人と、5年前の65.8%(07年3239人)、少年及び20歳代の大麻事犯の検挙人員は809人と、同じく5年前の50.1%(同1614人)の水準にまで減少するなど一定の成果が見られましたが、薬物情勢全体について見ると、覚せい剤事犯の検挙人員は1万1842人に上り、5年前と比べても横ばいで(同1万2211人)、高止まりの状況にあるほか、再犯者率は61.1%と60%を超え、5年前から5.4ポイント増加し、過去15年間で最高を更新しました。

 また、近年は「合法ハーブ」等と称して販売される薬物が蔓延し、これを使用した者が二次的な犯罪や健康被害を起こす事例が多発しています。この種の薬物に対しては、06年の薬事法改正により指定薬物制度が導入されましたが、指定薬物に指定しても新たな未規制の類似物質が次々と出現することに加え、店頭、インターネット等を通じ、容易に入手することが可能となっています。

 指定薬物及びこれを含有する物は医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律において、疾病の診断、治療又は予防の用途及び人の身体に対する危害の発生を伴うおそれがないと判断される以外の用途に供するための製造、輸入、販売、授与、所持、購入又は販売若しくは授与の目的での貯蔵、若しくは陳列は禁止されており、これらについては、同法に基づき3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はこれを併科(業として行った場合は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、又はこれを併科)すると規定されています。

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