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2023.07.06 00:07
2017.11.05 23:45
渡邉哲也「よくわかる経済のしくみ」
中国、海上浮動式原発を日本近海に建設の可能性…トランプ訪問前に韓国を取り込み米国を牽制
そもそも、中国は原発建設を急拡大させており、「30年までに100基以上の原発を稼働させる」としている。この計画が完遂すれば、中国はエネルギーに関しては輸入の必要がなくなるどころか輸出大国に変わる可能性もある。
そして、それは同時にドルを中心としたアメリカ型支配体制からの脱却を意味することになり、既存の体制を大きく転換させる行為であるともいえる。もちろん、資源輸出国であるロシアなどは、中国がエネルギーにおいても覇権を拡大させることを望んでいない。
習近平国家主席は、先の中国共産党全国代表大会で「海洋強国の建設を加速させる」「49年の建国100年までに社会主義の現代化強国を築く」というビジョンを示しているが、これらの動きも、その一環といえるのではないだろうか。
(文=渡邉哲也/経済評論家)
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