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鰻、年間2700キロ超が廃棄…一部スーパーの「ニホンウナギ」、DNA検査で相違

文=片田直久/フリーライター

 国際連合環境計画によれば、プラスチックごみは毎年数十万もの海洋生物を死に至らしめている。プラスチックの影響を受けている海洋生物は魚類、鳥類、爬虫類など700種にも及ぶ。問題点には、主に以下のようなものがある。

・52%のウミガメが海洋のプラスチック片を摂取
・9割の海鳥がプラスチック片を摂取
・過去60年間に汚染など人為的な原因から地球規模で海鳥の個体数は7割も減少。研究者は「プラスチック汚染はもっとも喫緊の課題」と発言
・クジラやイルカの56%がプラスチック片を含む海ごみを摂取
・死んだクジラの胃袋から80袋以上のビニール袋が見つかるケースもある

「プラスチック汚染の影響を抑えるためには、使い捨てプラスチック製品の生産・消費を減らしていくことが必要。世界では使い捨てプラスチック製品の規制が導入されています。対策は一刻を争うもの。削減を求める人々の声が高まれば、政府や企業が取り組む後押しになります。使い捨てのライフスタイルを見直し、循環型社会へと進むときが来ています」(石原氏)

 社会を変えるカギを握っているのは消費者だ。
(文=片田直久/フリーライター)

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